【ソルビトールを徹底解説】安全性が高いってホント?効果・作用や注意点を解説します

健康
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実は危険?という不安の声も聞かれる食品添加物のソルビトール。

低カロリーであるためダイエット食品の甘味料として大活躍中ですが、それだけでなく化粧品や医薬品など、さまざまな分野で使われていますので、気兼ねなく安心して摂取できれば理想ですよね。

このまとめでは、ソルビトールとは何か?ということからその効果や安全性まで順を追って解説していきます。

文献情報

本記事は下記サイトを参考文献とさせていただきました。

http://www.ueno-food.co.jp/information/docs/120403sorbitol.pdf

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ソルビトールの危険性について

食品添加物であるソルビトールですが、昨今、その安全性に疑問の声が上がっています。

因果関係が不明ななか、海外で死亡事故の報告があったためでしょう。

ソルビトールを摂取したのちに女性が急死した!との報道でしたが、実はこの事故、女性の死亡原因はソルビトールの摂取によるものではないことが判明しています。

ソルビトールではなく、亜硝酸ナトリウムの過剰摂取が本当の死亡原因とのことでした。

とはいえ、安全であると思われていたソルビトールによる死亡事故報道は大きなインパクトがあり、その危険性を心配する声が聞かれるようになったのです。

ではソルビトールは本当に安全なものなのでしょうか。

実際はどうなのか?を徹底的に解説していきたいと思います。

ソルビトールとは?

歴史

ソルビトールは、1930年代から世界各国で80年以上もの間安全なものとして取り扱われて来ました。

WHOでは、1日の許容摂取量は特に決める必要はないものとし、極めて毒性の低い食品添加物として認定されています。

原料

ソルビトールとは、人工精製ブドウ糖(グルコース)から合成されてできる糖アルコールの一種で、その原料は天然のものと人工のものに分けられます。

天然のものは、海藻類・柑橘類やバラ科の果物(りんごや梨など)などに多く含まれています。

一方、人工のものは、とうもろこしやジャガイモのデンプンなどから取り出した精製ブドウ糖(グルコース)を還元して作られます。

食品添加物として利用

砂糖を100%とした甘味度で言えば、ソルビトールは60~70%です。

味の特徴は、吸熱作用があるために口に入れると冷たく感じるような冷涼感があります。

甘さを食品に添える食品添加物としては最適で、多くの食品に利用されています。

さらに、カロリーは同じ量の砂糖と比べ75%程度と低いため、ダイエット食品や菓子などに多く使われています。

また、キシリトールと同じく、虫歯を防ぐ効果を持っているとも言われていますので、ガムやキャンディにも使われています。

その他の用途

さまざまなところで活躍するソルビトールですが、その分野は甘味料だけでなく改良剤や医薬品、化粧品にまで及んでいます。

改良剤としては、保湿性が高くたんぱく質の安定が得られますので、食品の長期保存・保持に効果があるために使用されています。

コンビニおにぎりがつやつやとパサつかずに潤いを保っているのも、ソルビトールの保湿効果のおかげです。

他にも、かまぼこや佃煮・ハムやソーセージ、魚の練り物・すり身などに利用されています。

保湿効果は、冷凍しても変質しなくなり、食感の保持も期待できます。

医薬品としては、胃のバリウム検査を行う際の下剤として使用されています。

バリウムを飲んだ後は便秘になりやすく、ソルビトールのお腹をゆるくする効果が上手く利用されています。

腸管内に水分を取り込もうとする成分(ソルビトール)があると、腸管での水分吸収が上手くできなくなり、腸の働きが過剰になることで下痢が引き起こされます。

他にも、栄養剤や浣腸液としてもその効果を発揮しています。

化粧品としては、保湿性が高く水分量を一定に保つ働きを持ちますので、肌の乾燥を防いで潤いを保ってくれます。

化粧水や乳液・クリームなどの基礎化粧品だけでなく、ファンデーションやシャンプー・うがい薬や歯磨き粉などにも使われています。

ちなみに、食品添加物や医薬品成分などの用途で合成されたソルビトールに関しては、「D-ソルビトール」と表記がされています。

ソルビトールの効果

低カロリー

ソルビトールが重宝される理由の一つとして、低カロリーという特徴が挙げられます。

スクロース(ショ糖・砂糖)に比べると約65%と低カロリーで、ダイエット食品によく利用される理由もここにあります。

特にシュガーレスを謳ったキャンディやガム・菓子に使われ、ダイエットシュガーとしてお馴染みの甘味料になっています。

※スクロースのカロリーは1[g]あたり4.0[kcal]であるのに対し、ソルビトールのカロリーは1[g]あたり2.6[kcal]です。

虫歯予防

虫歯を予防する甘味料としてはキシリトールが有名ですが、キシリトールほどに強力ではないにしろ、実はソルビトールにもその効果があると言われています。

主な虫歯の原因は、口の中にいる雑菌が飲食したものから糖分を取り込み、酸を作り出します。この酸が、歯を徐々に蝕んでいくことで起こっています。

ソルビトールには、口内にある酸への代謝をしにくくする性質がありますので、虫歯になりにくい成分と言えるでしょう。

このような性質があるために、ソルビトールを含むうがい薬や歯磨き粉が作られているのです。

とは言っても、虫歯にならないと過信するのはよくありません。口内の酸度を高めることになりますので、口の中に入れたまま放っておくと歯のエナメル質にダメージを与えることにもなりかねません。

肌の保湿

乾燥に対し、水分を一定に保つ性質がありますので、肌の保湿用化粧品に配合されています。

他の保湿剤等に比べると、吸湿作用の効果は決して高くはありませんが、肌に対し高濃度で使用しても刺激や毒性が無いと言われていますので、安全性は高いと言えるでしょう。

お通じ効果

ソルビトールには、便を柔らかくしてお通じを良好にする働きもあると言われています。

これは、ソルビトールの性質として、体内に吸収されにくく排便を促す作用を持っているためです。

他の下剤等に比べると、その効果は非常に緩いため、無理の無い自然に近い形での排便促進効果が得られます。

便秘中の方であれば、その改善が期待できるでしょう。

ただし、多量摂取はお腹が緩くなる可能性がありますので、ソルビトールの摂りすぎには注意しましょう。

副作用

通常の摂取量であれば副作用はほぼ無いと言われていますが、多量摂取は下痢や腹痛、お腹が緩くなるといった症状を引き起こす可能性がありますので、1度に多量に摂らないよう気を付けましょう。

目安としては、1日10g以上の摂取で下痢や腹痛の危険性が高まりますので、10g未満の摂取が望ましいですね。

上記のような症状が非常に激しいときや、症状が続くようであればすぐに医師に連絡してください。

適量摂取であれば危険はない

海外で、ソルビトールの摂取で健康被害が出たのでは?といったニュースの報道があり、副作用などの危険性が心配されていました。

ですが、その詳細は度を越した摂取量と、ソルビトールではない別の物質の過剰摂取が原因であると判明しています。

通常の食事で適量を摂取するのであれば、危険はないと言ってよいでしょう。原料を見ても、特に天然のものに関しては何の心配もなさそうです。

人工ものソルビトールの安全性について

危険性

世界保健機関(WHO)と国連の食糧農業機関(FAO)の共同検査機関は、甘味料など添加物の安全性評価を公表していますが、ソルビトールは極めて安全性は高いとされています。

にもかかわらず、なぜソルビトールに対する危険性を不安視する声が挙がっているのでしょうか。

その秘密は、どうやら原料にあるようです。

ソルビトールの原料には、天然のものと人工のものがあると先で述べていますが、天然のものに関しては海藻類・柑橘類やバラ科の果物(りんごや梨など)などであり、特に問題は無いように思われます。

では、人工のものはどうでしょうか。とうもろこしやジャガイモなど、少々気になるものが並んでいます。

発がん性

気になる発がん性ですが、その心配はしなくて良いでしょう。

世界保健機関(WHO)と国連の食糧農業機関(FAO)の共同検査機関からの安全であるという評価をみても安心できますし、ラットを使用した4世代にわたる動物実験でも異常は見られなかったとの結果が出ています。

血糖値・糖尿病リスク

甘味料といえば、血糖値や糖尿病のリスクも気になるところです。

低カロリーであるとはいえ、血糖値が上昇しないわけではありません。

砂糖に比べると半分程度の血糖値上昇が起こります。

また、糖尿病の方は特に注意してください。

高血糖が持続する糖尿病患者の場合、ソルビトールが体内に蓄積しやすくなってしまいます。

そのため、さまざまな合併症を引き起こす可能性がありますので、特に注意して多量摂取は控えるよう気をつけてください。

副作用

人工もののソルビトールだからといって、特別な副作用があるわけではありませんが、多量摂取が下痢や腹痛、お腹が緩くなるといった症状を引き起こす可能性があることには変わりありませんので、適量摂取を心がけましょう。

人工ものの危険性

さて、ソルビトールの危険性を心配する声が挙がる要因の一つは、人工もののソルビトールの原料にあるのではないでしょうか。

とうもろこしやジャガイモといえば、遺伝子組み換えが気になるところです。

特にアメリカ産のものが多く輸入されているトウモロコシは遺伝子組み換え作物である可能性が高くなります。

遺伝子組み換え作物については、ラットを使用した動物実験でさまざまな危険性が指摘されています。

人体への影響は未だはっきりとはしていないとは言え、できれば摂取は避けたいですよね。

とはいえ、完全に避けるのは不可能に近いとも言えます。

遺伝子組み換え作物を使用している食品の場合、その旨の表示義務がありますが、この表示義務は全てにおいて適用というわけではありません。

遺伝子組み換え作物を原材料とする食品で、上位3品目かつ食品に占める重量が5%以上であり、さらにDNAやたんぱく質が存在している場合に限り、表示義務が生じます。5%未満であれは、遺伝子組み換え作物の混入があっても表示は免除されるため、消費者が正確に把握するのはかなり難しいと言えます。

また、過去には中国から輸入されたダイエット健康食品に大量のソルビトールが含まれていた、といった事例もあったようです。

人工甘味料アスパルテーム

原料

アスパルテームとは、人工甘味料の一つで、ショ糖の100~200倍の甘みを持っています。

ということは、甘味料として使用する場合は砂糖の1/200の使用量で同じ甘味度が得られるということです。ダイエット食品や、糖尿病患者の治療食品に使われています。

アスパラギン酸とフェニルアラニンというアミノ酸の化合物で、科学合成によって作成された天然には存在しない添加物に分類されるものです。生成には遺伝子組み換え技術が用いられています。

有毒性

アスパルテームの毒性に関しては、各機関より多くの論文が出されており、その多くは神経に関するものです。

アスパルテームの中のメチルエステルという物質は、飲み込むことにより加水分解されると、メチルアルコール(メタノール)に変わります。

このメチルアルコールは、体内の代謝の過程で有毒性を示し、これが神経毒であるためでしょう。

日本薬学会で発表された内容によりますと、毎日アスパルテームを投与し続けたマウスと、水だけを与え続けたマウスを比較したところ、正常な形で直進する精子の比率に差が出たとのことです。

水だけのマウスは平均25%であったのに対し、アスパルテームを投与し続けたマウスは16%前後で、動物に影響はないとされるレベルの1/1000の量ではありますが、精子が減ったという結果になったようです。

副作用

摂取により毒性の物質が蓄積していくと、ポリープの発生、目の奇形(統計的に有意差)、体重減少(多くの実験で確認)、骨格異常、内臓異常(肝臓・胃・心臓・副腎などの肥大)、脳内伝達物質の変化、脳障害児(妊婦が摂ると生まれる恐れ)などが増えるという研究結果があります。

依存性も高く、気分障害などからうつ病に繋がるという指摘もあります。
ただし、症状としてあいまいなものも多く因果関係には疑問の声も挙げられていますし、厚生労働省では「問題ない」と許可されているものですので、あくまでもこういった症状が表れる可能性がある、という話ととらえてください。

含有物

甘みはショ糖の100~200倍、カロリーはゼロ!という甘味料であるため、キャンディやガム・ノンカロリーのダイエット食品などに含まれています。

国際学院埼玉短期大学健康栄養学科の研究によりますと、ダイエット系の清涼飲料水に含まれるアスパルテームは100mlあたり4~79mgとされています。そして、アスパルテームの1日の摂取許容量は、米国が体重1kgあたり50mg、欧州は40mgとされています。飲みすぎない程度であれば問題ない量であることがわかります。

イギリスではアステルパームを食品業界から排除しています。遺伝子組み換えにより開発された食品添加物であるということと、疑われる副作用が理由のようです。

ソルビトール液の用途・安全性

成分

ソルビトール液とは、多価アルコールの一種です。
ブドウ糖を還元し、精製してソルビトール液を作り、濃縮したものをソルビトールとしています。

効果・作用

保湿や皮膚を柔軟にする作用、香料としての効果が得られるでしょう。

安全性・副作用

副作用はほぼ心配なく、安全性は高いと言えます。

まとめ

日常に溢れる食品添加物、その全てを避けるのはかなり不可能に近いといえるでしょう。

原料について知りたいだけでも、その原産国までパッケージに書いているわけではありませんし、どうしても詳細を知りたい場合はカスタマーセンターへ問い合わせなければ分かりません。

人工的に作られたソルビトールには危険性を含む可能性があるということでしたが、過剰に摂取しなければ気にする程の影響は無いとも言われています。

むやみやたらに避けるのではなく、正しい情報を取り入れ、添加物を過剰に摂り続けない様にすることが大切です。

それには、毎日の意識を少し変えるだけでもかなり違ってくるでしょう。

食品表示を確認し、注意するクセを付ければ、おのずと摂取量も減ってくるでしょう。

利便性の高いソルビトール、上手く付き合うことができると良いですね。

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