妊娠時のつわりは頭痛を伴うことも?頭痛の原因と薬の服用や対処法まとめ

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Pregnant female having back pain
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妊娠中はつわりだけでなく、頭痛などのマイナートラブルも妊娠中のママを悩ませています。なんとなく頭が重いと感じるくらいのものから、立ち上がることができないほどのひどい頭痛まで起こりますが、安易に薬を飲めないもの辛いですよね。今回はつわりに伴う頭痛の原因と薬の服用、つらい頭痛の対処法についてご紹介します。

妊娠時多くの女性が通る道、つわり

つわりには個人差がある

妊娠した多くの女性が”つわり”を経験します。つわりは個人差も大きく、全くつわりを感じなかった人、臨月までずっとつわりで苦しかった人などさまざまです。

多くの方は妊娠4~6週くらいから、つわりが始まります。妊娠4週というと、最終月経の開始日から28日後。28日周期で生理がきている方であれば、ちょうど生理予定日の頃ですね。そのため、生理がいつも通りにくると思っていたらなんだか気持ち悪い、体調が悪いと、つわりから妊娠を知る方も多いです。

つわりのメカニズムは解明されていない

現代の発達した医学でもつわりのメカニズムは解明されていません。
いくつか仮説がありますが、つわりの原因はホルモンという説があります。女性は妊娠をすると、子宮から卵胞ホルモン(エストロゲン)と黄体ホルモン(プロゲステロン)が急激に分泌されます。そのホルモンの増加とつわりの症状が関係していると言われているのです。
他に、自律神経の乱れ、赤ちゃんを守るための防衛反応、受精卵を異物として認識した一種のアレルギー反応、ストレスなどが原因になっているとも言われていますが、はっきりしたことはわかっていません。

頭痛・腹痛など症状が起こることも

妊娠中のママはつわりだけでなく、つわりに伴って起こる頭痛や腹痛などのマイナートラブルにも悩まされます。気持ち悪さや吐き気プラス頭痛や腹痛が起こることもあるので、苦しんでいるママも多いです。
腹痛はホルモンや体内の水分量の変化などで便秘が起こったり、血流が悪くなることで下腹部痛が起こることもありますが、子宮の収縮や不正出血を伴う腹痛は流産や切迫流産の可能性もあります。その場合はすぐに病院で診察を受けましょう。

妊娠中のつわりに伴う頭痛は次で詳しく説明していきます。

つわりに伴う頭痛とは?原因は?薬は飲んでいいの?

つわり中の頭痛は主に片頭痛。原因はさまざまなことが考えられる

つわり中に頭痛にも悩まされる場合があります。妊娠中の頭痛は主に片頭痛で、少し頭が重いと感じるくらいの方から日常生活に支障をきたすほどの方までいて、重症度は人それぞれです。
片頭痛は、脳の血管が拡がり、その拡がった血管が神経を圧迫することで痛みが生じます。妊娠中の頭痛も何らかの理由で血管が拡がることで片頭痛を起こしていると考えられています。

その原因としては、つわりと同様にホルモンバランスの変化と考えられています。他にストレスや目の疲れ、水分不足などからも頭痛は引き起こされます。肩こりや血行不良などから緊張型頭痛を発症する場合も。
また、妊娠高血圧症候群になると、血圧の上昇により脳の血管が拡がってまわりの神経を圧迫して頭痛が起こることもあります。

自分の判断で服用するのは危険!お医者様に相談して

薬の種類によっては胎児に影響を及ぼすことも

鎮痛剤に限らず、自分の判断だけで薬を服用することはやめましょう。鎮痛剤に含まれる成分によっては、胎児に影響を及ぼす危険があります。
特に「アスピリン」を含む鎮痛剤を妊娠初期に服用すると奇形児になる可能性が高くなると言われいます。アスピリンは市販の鎮痛剤にも含まれていることもあるため注意が必要です。

また、「イブプロフェン」が含まれている鎮痛剤も妊娠中の服用は避けたほうが無難。メーカー側も妊娠中の服用は勧めていません。妊娠後期に服用すると赤ちゃんに血行障害が起こすこともわかっています。

産科のお医者様に相談!妊婦さんが飲める薬を処方してもらおう

頻繁に頭痛が起こる場合は産科のお医者様に相談してみましょう!
頭痛の頻度や痛みの強さ、妊婦さんの状態などを診察してからになりますが、妊婦さんが服用しても問題ないとされる「アセトアミノフェン」を主成分とした”カロナール”を処方することが多いようです。

カロナールは子供が熱を出したときの解熱シロップや歯医者さんで治療したあとに痛み止めとして処方されることも多いので、聞いたことがあるという方も多いのではないでしょうか。子供も服用できる薬なので、市販の即効性のある鎮痛剤とは違い即効性や痛みを和らげる効果は比較的弱いですが、いざというとき持っていると安心です。

▲注意▲
カロナールは妊婦さんでも安全に服用できると病院で処方されますが、妊娠後期に服用すると赤ちゃんに血行障害が起こることが分かっています。そのため、妊娠初期~中期でカロナールを処方されて残っていても、妊娠後期に使うのはNGです。
処方された薬は、医師の指示通り、用法・用量を守って服用しましょう。

つらい頭痛の対処法

おでこや首を冷やす、または温める

片頭痛の場合は、患部を濡らした冷たいタオルなどで冷やすとラクになります。おでこだけでなく、首も冷やしても◎。
また、太陽や蛍光灯の光が眩しく感じることがあります。それによって頭痛がひどくなる場合もあるため、暗い部屋で安静にしましょう。

肩こりなどからくる緊張型頭痛は、患部を温めると痛みが和らぎます。また、お風呂は血行が良くなり、頭痛が緩和してくるのでおすすめです。

マッサージをする

頭痛が起こっているとき、マッサージをすると痛みが緩和されることもあります。
緊張型頭痛は肩をもんでもらうだけでラクになることも多いですが、ひとりでもマッサージできるツボをご紹介します。

風池(ふうち):首筋の外側にあるくぼみの中にあるツボ

風池(ふうち)は、首筋の外側にあるくぼんだ部分にあるツボです。髪の毛の生え際にあるくぼみの中にあるので、ツボを探しやすいです。

ツボを押すときは、人差し指と中指の2本を使って押してみましょう。もしくは、親指を風池に当て、その他の四指て優しく頭を抱え込むようにして強めに刺激しましょう。自分でするときは力が入りにくいので、頭ごと上に持ち上げるようにすると押しやすいですよ。
片頭痛の方は風池にホットタオルを当てても気持ちがいいのでオススメです。

天柱(てんちゅう):首の後ろの生え際で2本の筋肉の間にあるツボ

天柱は首の後ろの生え際で2本の筋肉の間にあります。首を後ろに曲げたときに支点となる部分にあるツボなので、優しく首を曲げて確認してみてください。ツボの押し方は風池と同じように、人差し指と中指を使っても、親指で押してもOKです。

百会(ひゃくえ):頭のてっぺんにあるツボ

百会(ひゃくえ)は頭のてっぺんにあるツボで、上から見たときに両耳を結んだ線と鼻と後頭部を結んだ線の交差する場所にあります。
百会に指の腹を当てて、ほどよい強さでゆっくりと押します。力が入りにくい場合は、百会の上に指を当てて、その上から反対の手のひらでぐーっと押すとやりやすいです。
ツボを押すと頭痛が和らぎますが、強く押しすぎないように気を付けてくださいね。

合谷(ごうこく):手の親指と人差し指の骨の付け根の間にある万能ツボ

合谷(ごうこく)は手の親指と人差し指の骨の付け根の間にあるツボです。頭痛以外にも、めまいや胃腸の不調、精神不安、肩こり、便秘などさまざまなものに効くので、万能ツボとも呼ばれています。

ツボの押し方は反対の手の親指を使って、合谷をぐーっと押したり、グリグリと回すように押してみましょう。または親指を合谷に当て、その裏側に人差し指を当てて挟むようにしても◎。
気持ちがいいと感じるくらいの強さで押してみてくださいね。

コーヒーを飲む

片頭痛の場合はコーヒーなどを飲んで、カフェインを摂るのもおすすめ!
「妊娠中のカフェイン摂取は控えめに」と言われていますが、コーヒーを1日1杯程度飲む分には問題ないとされています。コーヒーの他に紅茶や緑茶にもカフェインが含まれていますが、どの飲み物であっても飲みすぎはNG。少量を楽しむようにしてくださいね。

※カフェインの摂り過ぎに注意※
カフェインを大量に摂取するとママの体で分解できなかったカフェインが、胎盤を通じて赤ちゃんに移行します。赤ちゃんにカフェインが移行すると流産や早産、低出生体重児などのリスクが高まると言われているため、カフェインの摂り過ぎには注意しましょう。

水分補給をする

水分が不足すると血液がドロドロになり、血流が悪くなります。それによって頭痛を引き起こすこともあるため、喉が渇いていなくても水分を摂るようにしましょう。
水分をこまめに摂るようにすると頭痛の予防にもなるので、水分補給はしっかりと行ってくださいね。

つわりには色々なタイプがあるって知ってた?

つわりは気持ち悪くて吐いてしまうというイメージの方も多いですが、つわりの症状はそれだけではありません。
つわりにはいくつかのタイプがあるので、ずっと同じつわりが続く方、タイプの違うつわりが同時にくる方、毎日違うつわりがある方などさまざまです。代表的な5つのつわりを紹介します。

1.吐きづわり

一般的に”つわり”というと吐きづわりをイメージされる方が多いですね。
吐きづわりは胃がムカムカして気持ち悪い、食べ物を口にすると吐いてしまうなどの症状があります。つわりがおさまるまでの期間はベッドとトイレを往復する日々だった、食べ物を見るだけで吐き気がしたという方もいます。
中には口に歯ブラシを入れるのも気持ち悪くて歯磨きができなくなったり、水すらも飲めなくなり脱水症状を起こしてしまう方も。中には入院治療が必要になる場合もあります。

2.食べづわり

お腹がすくと気持ち悪くなってしまうつわり。
空腹になるとムカムカしてくるので、常に何かを食べている状態の方が多いです。お腹がいっぱいになると落ち着く方、食べている間だけ気持ち悪さから解放されるという方など、食べづわりと言っても症状は人それぞれ。朝起きたときは空腹なので、朝が一番辛いと感じる方が多いです。

気持ち悪くなる…という不安から常に食べ物を口にしてしまいがちですが、体重が増えてしまうと母体も胎児も危険です。そのため、食べるものはカロリーの低いものを選び、量を抑えて回数を増やすなどの工夫が必要です。

3.匂いつわり

今までなんでもなかった匂いでも、嗅いだだけで吐き気が起こります。
特にタバコの匂いは耐えられないくらいキツイと感じる方も多く、他に冷蔵庫や生ごみの匂い、横を通り過ぎた人の香水や整髪料の匂いなども敏感になります。普段から使っていた歯磨き粉の匂いも苦手になったという妊婦さんも多いです。

さまざまな匂いに敏感になってしまう匂いつわりですが、夫婦間に亀裂が生じそうなのが”夫の匂い”が嫌になってしまった場合。ご主人がタバコを吸っていたり、整髪料をつけているだけでなく、そもそも体臭が受け付けないということもあります。
突然拒絶されるとご主人もショックを受けてしまうので、きちんと説明してあげてくださいね。

4.眠りつわり

眠りつわりは、夜しっかり寝ていても1日中眠くてうとうとしてしまいます。何をしていても眠くなるので、料理をしているときなどは注意が必要です。車の運転などはできるだけ控えて、移動は公共機関を使うようにしたほうがいいかもしれませんね。

たくさん眠っているのに寝足りない、倦怠感があって疲れているなどの症状がありますが、「休みたいだけ」などと周りに理解を得られないこともあります。本人にしかわからない辛さがあるので、ご主人や職場の方にもきちんとお話ししておきましょう。

5.よだれつわり

よだれつわりは唾液がたくさん出る症状。唾液が出るのでそのまま飲み込んだり、吐き出したりしますが、それによって吐き気が起こることも。
また、唾液がたくさん出ると脱水症状になってしまうこともあるため、こまめな水分補給が必要です!何度も洗面所に行くのは大変なので、カバーをしたペットボトルに吐き出したり、タオルを使って対応している方も多いです。

頭痛はつらい。でもいつか必ずつわりとともにおさまってくる

いかがでしたか?
筆者も次女の妊娠中に頭痛に悩まされました。ときには立っていられないほどの頭痛が起こり、仕事を休んだことも。忙しくなる夕方の時間帯に頭痛が起こることも多かったので、長女のことを主人に任せて横になる日々。痛みがあることもそうですが、仕事で疲れている主人に家事を任せている罪悪感や思うように予定が進まないストレスも辛かったです。

しかし、妊娠中に起こる頭痛は他のつわりと同様に一過性のものです。「今日も頭が痛くなるかな」と気分が落ちてしまうこともありますが、必ずつわりとともにおさまります。
今はつらいと思いますが、元気な赤ちゃんを産むために頑張って乗り越えましょう!

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