地域や医療機関によって異なるインフルエンザの予防接種料金!?その理由や近年の傾向を解説

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毎年、インフルエンザの予防接種を受けておられる方も多いと思いますが、医療機関によってその料金がまちまちであることを知っていますか?また、2015年からワクチンが変わったことにより、料金に大きな変化が起きているところも多いです。これから予防接種を予定されている方は、ぜひ参考にしてみてください。

インフルエンザの予防接種の料金に違いがある?


秋が深まりだんだんと寒くなってくるにつれて、インフルエンザの話題が増えてきますよね。流行する前にインフルエンザの予防接種をうっておかなくちゃ、と思っておられる方も多いでしょう。

日本では、だいたい11月下旬〜12月上旬頃からインフルエンザのシーズンが始まります。そして、1月から3月にピークとなり、4月には減少していきます。毎年、約600〜1300万人がインフルエンザにかかると考えられているそうです。

インフルエンザのワクチンは、予防接種をしてから約二週間で効果が現れてくるようですので、予防接種を考えられている方は、シーズンが始まる前の11月中か、遅くとも12月のうちには接種を済まされた方がよいでしょう。

このときに気になるのが、予防接種の料金ではないでしょうか。家族の多い方では、人数分の料金が相当家計にひびくこともあるようです。どうやら、料金には多少の違いがあるようですので、これから詳しく見ていきましょう。

予防接種の料金って、どこも同じじゃないの?


インフルエンザの予防接種は、年齢によって接種量や回数に違いがあります。生後6ヶ月以上3歳未満だと、一回の量が0.25mlで2回接種、3歳以上13歳未満だと、一回の量が0.5mlで2回接種、13歳以上だと一回の量が0.5mlで1回接種となっています。1回接種と2回接種では、1回の料金が医療機関によって違うところもあれば、同じところもあり、まちまちになっているのが現状です。

実は、インフルエンザの予防接種は治療ではないため、健康保険が適用されず、原則的には全額自己負担になっています(予防接種法に当てはまる対象者には、市町村が公費負担をしてくれるところもあるそうです)。また、料金も医療機関によって違うそうです!予防接種をする際には、料金の問い合わせをしたほうがよいかもしれませんね。

医療機関によって料金が違う??


知らない方も多いかもしれませんが、医療機関によってインフルエンザの予防接種の料金は違います!たいがいの方は、かかりつけの病院や近所などのアクセスの良い医療機関で済ませてしまうと思われますが、医療機関によっては千円単位で値段が違ってくることもあります。なぜ、予防接種の料金は同じではないのでしょうか?

インフルエンザワクチンの接種料金は決まっていない

インフルエンザの予防接種は自費診療だそうです。この場合、医療機関が料金を自由に決めてよいことになっています。

インフルエンザワクチンの一本分は、約1.1mlの量が入っているそうです。3歳以上の一回の接種量は0.5mlですので、一本には2回分の量が入っていることになります。このワクチンは、開封したらその日のうちに使ってしまわなければならないそうです。もし、その日の接種で一本のうちの半分が余ってしまっても、それは破棄することになってしまい、ワクチンの仕入れ値のもとが取れなくなってしまいます。ちなみに、ワクチン一本の仕入れ値は、医療機関によっても差はありますが、だいたい2100円くらいだそうです。

このような破棄の分や、在庫でも処分しなければならない場合も含めて、インフルエンザの予防接種の料金は仕入れ値の倍以上の値段になっているところが多いようです。医療機関での人件費も加算されているので、4千円台が妥当ではないかという意見もあります。

赤字覚悟でやっている病院もある?!

なかには、1000円台の料金でインフルエンザの予防接種が受けられるような医療機関が、ごく一部ですがあります。仕入れ値が約2100円ですから、完全な赤字だと思われます。このような医療機関では、患者さんを集めるための広告費と考えて、あえて安価で接種を行っているようです。

65歳以上の高齢者には、自治体が予防接種の一部を補助している場合があり、例えば2270円が公費で補助され、2200円が自己負担になっていたりします。一般の方のインフルエンザの予防接種料金が高齢者の自己負担額より少なかったりすると、適正な価格で行っている医療機関のほうが「高い」と非難されてしまうこともあるようです。

2015年からインフルエンザワクチンが変わった


インフルエンザのウイルスにはA型、B型などがあり、その年の流行の型を予測してワクチンがつくられています。昨年までは、A型が2種類、B型が1種類含まれているワクチンでしたが、今年からA型が2種類、B型も2種類含んだワクチンに変更になったそうです。これまでよりもっと予防効果が高くなるようです。

しかし、その分料金が値上がりしていますので、家計にはやや負担がかかりそうですね。

防腐剤が入っていないワクチンもある


一般の予防注射には、細菌汚染を防ぐためにチメロサールと呼ばれる防腐剤(有機水銀)が含まれているそうです。近年では、この有機水銀の体内への蓄積と副作用が心配されていて、1990年代には自閉症等の発達障害との因果関係が指摘されています。また、妊娠中の方にとっても心配なため、ワクチンからのチメロサール除去・減量がすすめられているそうです。

このチメロサールが含まれていないインフルエンザのワクチンもつくられていますが、製造される量が少ないため、早めに予約をされたほうがよいそうです。また、料金は一般のインフルエンザワクチンよりも1000円ほど割高になっているようです。

インフルエンザの予防接種の料金は地域によっても違うの?


医療機関によってインフルエンザの予防接種は料金が違うのですが、地域によっても差があるのでしょうか?ここでは、東京、札幌、大阪、福岡、名古屋、広島、千葉の7カ所の料金について見てみましょう。

1.東京では…


東京都では自治体によって、65歳以上の方と13歳未満の方に接種料金への補助がでる場合が多いようです。該当の方は、お住まいの自治体に確認されるとよいでしょう。

港区麻布にある麻布医院では、通常のインフルエンザワクチンの接種料金は3780円、有機水銀を含まないインフルエンザワクチンの接種料金は4860円です。港区に在住の満65歳以上の方、港区職員の方のインフルエンザ予防接種は無料だそうです。ちなみに港区以外の区に在住の満65歳以上の方は、自己負担金が2,500円必要となります。

比較的安価なところもあります。港区新橋にある新橋トラストクリニックでは、接種料金は1回1500円で一人につき1回限り、13歳以上から受け付けるそうです。港区赤坂にある赤坂内科クリニックでは、接種料金は1回につき2500円だそうです。

世田谷区三軒茶屋にあるたちばなメディカルクリニックでは、成人(高齢者含む)が2500円、小児(15歳未満)が世田谷区在住の方だと、区より1000円の助成があるため1500円で、世田谷区外の方は2500円となっています。

世田谷区新町にあるひかりクリニックでは、補助のない方で1回目の接種が2800円、2回目が1400円、世田谷区から補助の出る方では13歳未満で1回目が1800円、2回目が400円、13歳から15歳が1800円、65歳以上が2500円となっています。

料金は、医療機関によって本当にまちまちになっていますね。自治体から補助が受けられる方は、地元の医療機関に行かれたほうがよさそうですね。

2.札幌では…

Professor Clark Statue in Sapporo Japan1

東区にあるゆきあかり内科クリニックでは、13歳以上の方で1回2200円、中央区のひゃくまち眼科では、小学生が1回目3000円、2回目2000円、中学生以上の方が3000円、札幌市在住の65歳以上の方は1400円となっています。

白石区にある白石明日佳病院では、小学生以上の方が1回2800円、2回目が2500円で、西区にあるKクリニックでは、13歳以上の方が2500円で札幌市在住の65歳以上の方だと1400円となっています。

厚別区にあるそらいろこどもクリニックでは、6ヶ月から3歳未満の方が1回2500円、3歳以上の方が1回3000円、手稲区のささき内科クリニックでは、中学生以上の方が2700円、札幌市在住の65歳以上の方が1400円となっています。

だいたいどちらの医療機関でも、昨年より料金が上がっているようです。

3.大阪では…


生野区にある井神クリニックでは、1歳から3歳未満で1回2000円、3歳以上の方が1回目が3000円で2回目が2500円、大阪市在住の65歳以上の方で1500円となっています。

福島区にある長谷川クリニックでは、1歳から3歳未満が1回2000円、3歳から12歳までの方が1回2500円、13歳以上の方は1回3000円で、2回目を希望される方はプラス2500円で受けられるそうです。大阪市在住の65歳以上の方は1500円となっています。

堺市北区にあるもり耳鼻咽喉科では、1歳以上で1回2500円で、堺市在住の65歳以上の方は1500円となっています。

大阪狭山市にあるおがわクリニックでは、小学生以上の方が1回3700円、大阪狭山市、富田林市、河内長野市に在住の65歳以上の方は1000円となっています。

今年から仕入れ値が1000円以上高くなったところもあり、軒並み値上がりになっているようです。

4.福岡では…


東区にある福岡輝栄会病院では、13歳以上の方で4320円、福岡市在住の65歳以上の方で1500円となっています。

博多区にある九州総合診療クリニックでは、1回3500円となっています。

早良区にあるあんのうらクリニックでは、未就学児と小学生が2500円、中学、高校生が3000円、大人が3250円で、2回目は200円の割引があるそうです。

東区にあるたつやまファミリークリニックでは、小学生以下が1回2500円で中学生以上が1回3000円となっています。

5.名古屋では…

中川区にある戸田ファミリークリニックでは、2015年内の接種は1回2500円、翌年1月からは1回3500円となっています。

中川区にある佐藤あつしクリニックでは、1回の料金が3500円、名古屋市在住の65歳以上の方は1000円となっています。

名東区にある若葉台クリニックでは、6ヶ月から3歳未満で1回3300円、3歳から13歳未満で1回3600円、13歳以上の方で1回3700円、有機水銀を含まないワクチンだと500〜600円のプラスになっています。

有機水銀を含まないワクチンは、扱っていないところも多いので、問い合わせが必要ですね。

6.広島では…


安佐南区にあるわんぱくキッズクリニックでは、1回目が4100円で2回目が3100円となっています。

南区にある藤元内科ファミリークリニックでは、大人も子どもも1回2500円で、広島市在住の65歳以上の方は1600円になっています。

安佐南区にある地主クリニックでは、1回2800円で、広島市在住の65歳以上の方は1600円になっています。

7.千葉では…


中央区にあるなかしまクリニックでは、3歳未満の方が1回2000円、3歳以上の方が2500円となっています。

稲毛区にある稲毛むらさき内科クリニックでは、12歳以下の方が1回3000円、13歳以上の方が1回4000円となっています。

稲毛区にある千葉健康クリニックでは、1回が3000円、高齢者の方が1500円となっています。

それほど大きな地域差はなさそう

以上の結果を見てもわかるように、特定の地域で料金が高い低いというわけではないようです。同じ地域のなかで、高いところもあり、低いところもあるようなので、医療機関に料金を確かめてから予防接種を受けられることをおすすめします。

インフルエンザ予防接種の料金に関するみんなの意見・体験談

あおちゃんさん(パート・30~34歳・女性)

こどもが3人います。インフルエンザの予防接種、3人に2回ずつ受けさせると2万円弱です…。受けさせたいのはやまやまです!でも昨年は結婚式と急な不幸が続いてちょっと厳しいかな、予防に尽くそう、と思っていました。そんな折に長女が発熱!でも高い熱ではなかったので大丈夫だろうと思っていました。でも咳が出ていたので薬だけもらおうと小児科を受診しました。するとそこでは「熱のあるかぜ症状の皆さんにインフルエンザ検査してます」と検査をされました。案の定、インフルエンザ陰性。でもそこの女医さんには「なんで予防接種しないかな?!こどもを死なせたいの?!」と言われて呆然。こどもを死なせたい人間はわざわざ小児科に来ません!とってもショックな言葉でした。お医者さんは経済的なことなんてわかりませんよね…。

チャママさん(主婦・45~49歳・女性)

インフルエンザの予防接種は自由診療で保険がきかないため、各病院やクリニックで料金はまちまちです。3000円が相場でしょうか。流行の兆しが見え始めたらなるべく受けるようにしています。余裕のある時は近所で予防接種を実施している医療機関数件に電話で料金を問い合わせて、一番安い所へ行くようにしています。通院している親や友人はかかりつけの場所で毎年予防接種をしているようです。焦って接種しに行くと体温が上昇したままで37.5℃を超えて受けられない事もあるのでご注意下さい。

小太郎さん(会社員・35~39歳・男性)

インフルエンザの料金は今年どこでも値上がりの傾向にあります。我が家では子供二人(2回接種)と主人と私で受けるので高額にもなることから、事前に何件か問い合わせて料金比較をしてから受けに行くようにしています。それによると同じ市内でもその料金はバラバラで、場所によっては2回受けると割引などのサービスがある医療機関もあります。今年の我が家の近所の最安値は大人1回3200円、子供は複数回割引が適用されて1回目2400円、2回目1800円です。この価格は同じ医療機関なのですが、去年までと比べても1回につき千円ほど高くなっています。

blue123さん(主婦・35~39歳・女性)

子供には毎年インフルエンザの予防接種を受けさせています。そのおかげで今までインフルエンザにかかったことはありません。インフルエンザの予防接種は、病院によってかなり値段が違います。最初はかかりつけの病院で受けていたのですが、ある年に予約がいっぱいですぐに受けられなかったときがあり、仕方なく他の病院に電話して初めて、かかりつけの病院の予防接種料金が高いことを知りました。そのときはあちこち電話して一番安い病院で受けたのですが、慣れない病院だっかたらかいつも泣かない長女が大泣きして大変でした。

ぷぽぱさん(主婦・45~49歳・女性)

今年はやはりインフルエンザワクチンの料金は上がっているようで、毎年摂取している病院でも、今年は1回3000円になっていました。この病院の場合、2回接種が必要な子供については2回目のみ2500円になるので必ず同じ病院で接種するようにして、少しでも予防接種にかかる料金を安くしています。また、健康保険組合にインフルエンザの予防接種の領収書を提出すると一人あたり1000円の補助金が出ますので、こういった制度も必ず活用して、少しでも支出を減らすようにしています。

最後に

今年は、インフルエンザワクチンが新しく変わり、予防接種の料金も昨年に比べて全体的に上がっています。昨年は2500円くらいが相場だったようですが、今年は3000円を超えているところが多いようです。料金の低いところは人気があり、早めに行かないと在庫がなくなってしまう場合もあるそうなので、予防接種の予定がある方は、早めに行動されたほうがよいでしょう。

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