【生理時の不正出血】10の病気の可能性!?早期確認が安心のポイント!

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生理による経血量は個人差が大きく、初潮の頃や更年期が近い時期には特に一定しない傾向が強くなります。そんな時期でもないのに、経血がいつもより異状に多くなったり少なくなったり、生理でもないのに出血があった場合などの不正出血は要注意です。普段から経血量や期間、生理以外の出血をチェックしておきましょう。

生理時の異常出血とは

生理の経血量の目安って?

生理での経血量は、なかなか他人と比較することが難しいので、自分が多い方なのか少ない方なのかわかりづらい部分です。一般的に1回の周期で50~150mlが正常だとされていますが、ナプキンやタンポンを使っていると、その量は把握しきれません。

経血の量が異状に多い場合には、「過多月経」、逆に少ない場合には「過少月経」といいます。経血量は1回の周期の中でも変化します。普通は2日目か3日目に最も量が多くなりますが、過多月経か過少月経かは、その最も多いときの量で判断されます。

具体的には過多月経の目安として、ナプキンを1時間ごとに替えないともたなかったり、外出を控えたいくらい多かったり、トイレに座ったとたん流れ出たり、梅干し大の血のかたまりが2日以上続けてでたりした場合です。特に血の塊が続いてみられるのは過多月経の典型的な症状のひとつです。

過少月経の場合は、過多月経に比べると大きな病気は少ないのですが、なかには明確な原因があることも。とくに、妊娠を希望する場合などは、妊娠を妨げている病変があるかもしれないので受診が必要です。

いずれにしても、普段と様子が違っておかしいなと思ったら、ナプキンの交換回数、固まりが出た回数などを基礎体温表などにこまめにメモしておくと診察を受けるときに重要な情報になります。

過多月経の考えられる原因は

<無排卵性月経・卵巣機能不全>
初潮から数年の思春期の過多月経で最も多いのは「無卵性月経」によるものです。排卵が起きないために黄体ホルモンの分泌が始まらず、いつまでも卵胞ホルモンの刺激が加わり続けることから、子宮内膜の増殖が過剰になってしまうためです。

また卵巣機能が未発達のため、排卵が起きたとしても黄体ホルモンの分泌が低く、卵胞ホルモンの作用が強く出るため、過多月経が起こることもあります。

いずれにしても、成長とともにホルモンのバランスが整って来れば自然と治りますが、経血の量が多すぎると貧血を起こすことがあるので注意が必要です。

<黄体機能不全>
思春期を過ぎたころから更年期が始まる前までのいわゆる性成熟期で、ほかに原因となる病気がなく、排卵もある場合の過多月経は、黄体ホルモンの作用が低下してする黄体機能不全が原因です。

黄体機能不全は、黄体ホルモンの分泌が低下しないうちに子宮内膜がはがれてしまい、月経中も分泌量が低下しない場合や逆に黄体ホルモンが十分に分泌されないために、卵胞ホルモンの作用が相対的に強くなる場合などに起こります。

<子宮の病気>
性成熟期に起こる過多月経の最も多い原因となる子宮の病気は、子宮筋腫、子宮腺筋症、子宮内膜症です。

子宮筋腫でも子宮内膜に飛び出すように発育する粘膜下筋腫は、大量に出血します。子宮筋腫も子宮内膜縁も出血が多いタイプでは痛みを伴うことが多いので比較的発見しやすい病気です。

過少月経の考えられる原因は

正常な整理期間は3~8日ですが、それよりも短かったり、期間は正常でも経血の量が極端に少なくなってしまいます。過多月経に比べると発症パーセンテージは少なくなります。

過少月経の原因は、まず卵巣の機能が十分でないために、ホルモンが不足していることが考えられます。過多月経と同じようにまだ生理が始まったばかりで、卵巣が成熟していないために起こっているのなら、しばらく様子を見るといいでしょう。

しかし順調な生理から、過少月経に変わった場合は原因をつきとめて、何らかの治療を受ける必要があります。

過少月経は、無月経の移行する前段階といってよく、将来的に妊娠の可能性が極端に少なくなってしまいます。

不正出血の原因とは

生理以外に出血がある場合のことを不正出血といいます。不正出血は隠された大きな病気の兆候を示すことも多いので、見逃さず、早めに病院で検査をしてもらいましょう。

①子宮内膜症

子宮内膜症は、子宮内膜に似た組織が子宮以外の場所で発育・増殖し、生理のたびに剥離と出血を繰り返す病気です。生理痛が年齢とともにひどくなり出血も多くなります。最近では20代の女性にも増えてきている病気だそうです。

子宮内になる子宮内膜は経血とともに体外に出ていきますが、子宮内膜症の組織は排出されないので、炎症や癒着などのトラブルを引き起こします。内膜症の組織はほとんど骨盤内にできますが、まれに肺や胸膜などにも発生することもあります。

子宮内膜症の人は妊娠しにくいため、不妊症の治療のときにこの病気が発見されることが少なくありません。

②子宮筋腫

子宮筋腫は35歳以上になると急に増え、逆に50歳以上になると減少します。40歳が発症のピークとされ、4人に1人は筋腫を持っているといわれるほどポピュラーなものです。ただ、自覚症状もない人も多くいるので、実際の患者数は不明です。

子宮筋腫は子宮筋層にできる良性の腫瘍です。どんなに大きくなってもガン化することはありませんが、筋腫があると子宮への血流が増加し、子宮内膜の表面積が広がるため、生理のときにはがれる子宮内膜の量が増えるため、過多月経が起こりやすくなります。

そのため息切れやめまい、動悸、疲れ、貧血などの症状が出ることがあります。大きくなると周りを圧迫することで頻尿や便秘になったり、下腹部の痛みや腰痛なども見られます。

③子宮腺筋症

子宮腺筋症は、子宮内膜に似た組織が子宮の筋層に潜り込んで増殖する病気です。30代~40代の妊娠経験者に多く見られますが、最近では20代の女性にも増えてきました。

子宮腺筋症が進行すると、子宮壁が厚くなって子宮全体が大きく膨らんできます。また病変が部分的に集まってコブを作ることもあります。そのため子宮筋腫と区別がつきにくくなります。

生理痛や過多月経、貧血などの症状が起こります。症状が進んでしまうと子宮を取り除くほか有効な治療はなくなってしまいます。

④子宮頸がん

子宮頸がんは30~40代に多いがんですが、最近では20代で発症することもあります。原因は性交によるヒトパピローマウイルスの感染ですから、すべての人がかかる可能性があります。

早くから性体験のある人、不特定多数の人とセックス体験がある人、出産回数が多い人の発症率が高いといわれています。

症状は無症状で、不正出血から進行すると悪臭のあるおりもの、下腹部痛などがあらわれ、初期にはセックス後に出血することもあります。

⑤子宮体がん

子宮体がんは、更年期以降の50代以上で、妊娠経験のない人に多く見られていましたが、最近では30~40代の若い人にも増えてきています。原因は不明ですが、卵胞ホルモンと黄体ホルモンのアンバランスが関係しているともいわれています。

主な症状は不正出血です。閉経前には過多月経、生理不順で気が付くことがあります。子宮体がんは頸がんに比べると体の奥に病巣があるため、初期のうちには気づきにくく、進行すると周囲の組織にも転移しやすいがんです。婦人科検診を受けるときには、子宮頸がんだけでなく子宮体がんの検査も受けて早期発見が重要です。

⑥子宮肉腫

子宮にできる悪性腫瘍です。ごくまれにしかできませんが、できると怖い病気です。症状も外観も子宮筋腫と非常に似ているため間違いやすく、健康診断の子宮がん検査では腫瘍マーカーにも反応しないので、見落とされてしまうことがあります。

治療法は、ガンと違って抗がん剤や放射線治療は効かないので、子宮を全摘出することになります。

⑦子宮頸管ポリープ

皮膚や粘膜から茎のように伸びてまるでキノコのように発達した腫瘍をポリープといいますが、子宮頸管ポリープは、子宮頸管の内膜が増殖したものです。慢性的な炎症があるとできやすいといわれています。若い人かお年寄りまで年齢に関係なく見られますが、特に40~50代に多く見られます。

ポリープの大きさはさまざまで、全く無症状のこともありますが、膣内に出てくると細菌感染しやすくおりものが増えたり、セックスのあとや激しい運動などをしたあとに不正出血することがあります。また生理の前後にダラダラと出血が続くこともあります。

⑧卵巣腫瘍

卵巣は非常に腫瘍ができやすい臓器です。なぜなら、排卵のたびに卵巣の表面が傷ついて修復が繰り返されるためです。

卵巣腫瘍は、中身が液体の膿疱性腫瘍とコブのように固い充実性腫瘍とに分けられますが、ほとんどは膿疱性腫瘍です。

腫瘍が小さいうちは自覚症状はありませんが、大きくなると下腹部痛などの異常を感じることが多く、急な運動で卵巣腫瘍が根元からねじれることで激しい痛みと吐き気、ショック状態を起こすことがあります。

ねじれたことで卵巣に血液がいかなくなると、卵巣が破裂したり、腫瘍が壊死を起こしたりして大量の不正出血につながることがあります。

⑨卵管炎

膣から侵入した細菌が、卵管で炎症を起こす病気です。膣炎から子宮内膜炎になり、さらに感染が進むことで卵管炎になります。

感染を起こす細菌はクラミジアやブドウ球菌、大腸菌などです。感染した初期には高熱が出たり、大量のおりものが見られます。さらに慢性期には常に下腹部や腰痛に悩まされ、生理痛や不正出血などがあります。

卵管炎は慢性化すると卵管がつまったり、周囲との癒着が起きるため不妊の原因になります。さらに細菌が骨盤内に炎症を起こして進行すると、腹腔全体に炎症が広がって腹膜炎を起こす危険があります。

⑩子宮腟部のびらん

病気ではありませんが、子宮の出口にもろい部分がありSEXや激しい運動によって刺激されることで出血しやすい状態になっていることがあります。

経過観察になりますが、あまりに何度も出血する場合は、レーザーで子宮の出口を焼く治療を検討することもあります。

婦人科を上手に受診する方法

婦人科の受診をためらわないで


生理に関するトラブルは受診したほうがいいかなと思いつつも、来月には元に戻っているだろうという楽観的な考えがあり、婦人科に行くのが遅くなってしまいがちです。特に出産を経験していない人は内診に対して恐怖心や羞恥心を持つ人が多く、ハードルが高くなってしまいます。

内診は膣や子宮、卵巣の状態を知るのに、最も有効な情報が得られる検査方法ですから、これを回避することは病気の発見が遅れることになります。どうしても抵抗感があるという人は、最初は問診だけにしておいて、内心は納得してからにしても大丈夫。むしろそんな気持ちを理解してくれる医師を探されば、一生ものだと思います。

大病院とクリニックどちらがいいの?
大きな病院のメリットは、検査や入院体制が整っているので安心です。もし検査結果で婦人科以外の異常があった場合、連携して治療が受けられます。

デメリットは、待ち時間が長い割に診察時間が短いという点です。またいつも同じ医師に診てもらえるとは限りません。

クリニックのメリットは一人の医師にじっくり話を聞いてもらえるという点です。

デメリットは大きな病気に対応しきれない場合があります。ただし大きな病院との連携がスムーズなら問題なく、医師が総合病院でも診察している場合は安心できます。

よい医師を探そう

初潮から更年期まで、妊娠・出産だけでなく女性の体と心にはさまざまなことが起こります。そんな時にちょっとした心配事でもかかりつけの婦人科医がいれば安心です。

かかりつけの婦人科医を選ぶには、その医師との間に信頼関係が築けるかどうかです。なぜなら、婦人科はSEXにかかわることなどプライベートにも踏み込んで話さなければならないケースが多々あるからです。自分が素直に話す気持ちになれる頼れる医師を探しましょう。

始めて婦人科を受診する時には

持っていくものは、保険証などはもちろんですが、何か月分かの基礎体温表をつけていくと理想的です。常用している薬があればその名前が記載されている「お薬手帳」を持参します。

一番気になるのが服装です。もしかすると内診を受けることもあることを想定して、パンツスタイルよりも広がるスカートの方が脱がずに済むので、気持ちが楽になります。ストッキングも夏場は膝までのものならわざわざ脱がなくてもすみます。

お化粧は薄めにしておきましょう。できればスッピンの方がいいのです。なぜなら顔色を見て貧血などの状態を判断するからです、厚いファンデーションや濃いアイシャドー、口紅ではこうした情報を得ることができません。

その他にも体を清潔にするのもエチケットですが、膣の中は検査結果に影響を及ぼさないように洗わないほうがいいでしょう。

まとめ

生理中の経血の量や生理以外の不正出血は、日々気をつけていないと見逃してしまうこともあります。可愛らしいデザインのスキャンティーはもちろんデートのときにははいてもいいのですが、濃い色だと不正出血やおりものの異常に気が付かないという場合もあります。

不正出血を見逃さないためにも、白やベージュなどの不正出血がわかりやすい色のパンティーを、せめて夜寝るときぐらいは履いておくと安心です。

いずれにしても、なにかおかしいと思ったら自己判断せずに病院で検査をしてもらうことが一番です。

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