【胸が痛い時(胸痛)の11の病気の可能性とは?】左右部位別の原因、対処法を解説

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「胸が痛い」という症状を経験したことがある方は少なくないのではないでしょうか。胸の痛みがあると、なぜおこったのか、自分はどんな病気なのか不安になることも多いと思います。胸の痛みに関連した病気や予防方法、対処法、そして症状があるとき何処に相談すれば良いのか。そんな疑問がまるごとわかる「胸の痛み」に関するまとめです。

胸の痛みの原因はさまざま


この記事に関心をもたれた方のなかには、胸の痛みを感じたことがある方も少なくないのではないでしょうか。「胸に不快感がある」、「急に胸が痛い」など程度のちがいはあると思いますが、少なからずこのような経験をされた方もいるのだと思います。

胸の痛みは、日頃みられる症状のなかでもよくみられる症状のひとつとされています。一般に胸が痛いというとき、心臓などの病気を思い浮かべることが多いと思います。しかし、胸の痛みの原因はさまざまなものがあるといわれています。

胸の痛みをおこすといわれている病気だけでも、心臓や血管の病気をはじめ、肺の病気、胃・食道の病気、筋肉や骨の病気、さらに精神的な心の病気といったものなど数多くあるようです。なかには緊急を要する重大な病気によって胸の痛みが引きおこされることもあるといわれます。

医療機関においても原因を胸の痛みについては、その原因をスピーディーに、そして効率的に見分けることがとても大切であるとされます。それでは、胸が痛いときには、具体的にどのような病気が考えられるのでしょうか、そしてどのような対応をすればよいのでしょうか。それぞれをもっと詳しくみていきたいと思います。

胸が痛いときに考えられる病気とは?

1、心筋炎

心臓は筋肉でつくられていて、からだに血液を送るポンプのような役割をもつ臓器とされます。心筋炎(しんきんえん)とは、その心臓の筋肉である心筋が炎症をおこす病気といわれています。

何らかの原因によって心臓の筋肉に炎症がおこり、心臓のポンプとしてのはたらきができなくなったり、あるいは筋肉が伸縮するリズムがおかしくなり、場合によっては命を危険にさらすことにもなるため、とても怖い病気のひとつであるといわれています。

心筋炎でも特に突然発症する急性心筋炎では、いままで元気に生活していたのに、かぜ症状がみられたかと思うと数日後には急に胸の痛みを感じたり、心不全を起こしたりするそうです。最悪のケースでは死亡することすらあるといわれます。心臓に関わる突然死の原因のひとつは、この急性の心筋炎だといわれているのです。

心筋炎の原因はいろいろあるようですが、この急性の心筋炎の原因となるのはウイルスだといわれています。かぜや胃腸炎などをおこすウイルスと同じものが多いと考えられているようです。胸の痛みだけでなく、のどの痛み、咳、発熱、お腹の痛み、下痢、筋肉痛などの全身の症状がみられ、ベテランの医師を困らせるほどのさまざまな症状をみせるといいます。

ただのかぜと思っても、このような心筋炎という病気があることを知っておき、かぜの症状に加えて胸の異常を感じたり、不整脈を感じたり、あるいは脈がはやい・おそいといった異常があればすぐに医療機関を受診することが大切でといわれています。

2、狭心症

心臓はからだに血液を送っていますが、心臓にも血管があり栄養されています。その血管が狭くなると心筋に送られる酸素などが不足して、痛みが出たりするといいます。この状態が「狭心症(きょうしんしょう)」とされています。

胸の痛みは、「圧迫される感じ」、「締めつけられる感じ」、「燃えるような感じ」といわれるような痛みが出るといいます。原因としては動脈硬化や病気の後遺症などがあるようです。

3、心筋梗塞

「心筋梗塞(しんきんこうそく)」は、さきほどの狭心症と合わせて心臓の血液が不足する病気とされています。狭心症では血管が狭くなるといわれますが、心筋梗塞では心臓を栄養する血管がつまってしまい、血流が途絶えてしまった状態といわれます。

こうなると、血流が止まり心臓の筋肉が死んでしまうといわれています。急に胸が締めつけられるような感じを受けたり、胸が焼けるように重苦しいといった症状があらわれ、冷や汗、吐き気、あるいは吐いてしまうこともあるといいます。狭心症よりもさらに強烈な痛みであることが多いようです。

薬で治療する場合もあるようですが、状態によっては手術などが必要となることも少なくないようです。

4、胆石症

肝臓の後ろに胆のうという小さな臓器があります。ここには肝臓でつくられた消化液がためられているとされますが、この胆のうやとおり道である胆管に石ができてしまうことがあるといわれ、これが「胆石症(たんせきしょう)」とされています。胆のうや胆管に石ができると、多くの方が特徴的な症状をあらわすといいます。

その症状は、食事後、特に油ものを多く食べた後に、みぞおちの辺りからやや右寄りに不快感や痛みを感じることが多いそうです。痛みは、右肩の痛み、背中の右側の痛み、心臓病と思ってしまうような胸の痛みなどがみられるといいます。そのほかにも吐き気、発熱、肌が黄色くなる黄疸(おうだん)などの症状が出るといわれています。

5、心臓神経症

心臓神経症とは、心臓の組織などにはっきりとした病気がないけれど症状の訴えがある神経症といわれています。もともと神経質な性格であることも原因といわれますが、家族の急死、ストレスといったことが加わったり、「自分は心臓病かも」といった不安や恐怖などが重なっておこると考えられているようです。

少しの動機や胸の不快感があると不安を感じて、息切れや胸の痛み、めまいなどの症状がさらにつよくなるといいます。救急車で搬送されることもあるそうです。そのため、治療では抗不安薬や抗うつ薬などが使われることもあるといわれています。

6、気胸

気胸(ききょう)というのは、肺に穴があいてしまい、そこから空気がもれてしまい、もれた空気が胸のなかにたまっている状態とされています。普通は、肺から空気がもれても肺の周りにも組織があったり、肋骨などもあるので、からだの外まではもれないといわれます。そのため、空気は胸のなかにたまり肺が圧迫されてしまうようです。

気胸は肺からもれた空気がもれ、その圧力によって肺がしぼんでしまった状態といえるようです。体質や病気、交通事故の外傷などでおこすことがあるといわれています。気胸の症状にはせき、胸の痛み、呼吸困難があるとされます。空気がたくさん漏れると、肺だけでなく、心臓も圧迫して血圧が低下して命の危険にさらされることもあるといいます。

7、急性肺血栓塞栓症

肺血栓塞栓症(はいけっせんそくせんしょう)は、「エコノミークラス症候群」の通称で知っている方もいるのではないでしょうか。肺血栓塞栓症は、血液のかたまりである血栓が肺の動脈がつまってしまう病気とされます。長時間の移動でずっと座っていたり、手術などを行って安静にしていたりすると血液のながれがうまくいかず、血のかたまりができやすいのだそうです。

そして、からだを動かしたときに、血のかたまりが血流にのって流れて肺につまってしまうといわれています。特に急性の肺血栓塞栓症は、死に至るケースが多いとされます。ひどい息切れを感じて動けなくなったり、胸痛などを感じることもあるようです。

胸痛は、息を吸うときの鋭い痛みが特徴的だといわれています。さらに血液が低下し、ショック状態になり、失神などがおこり症状が重い場合は突然死することもあるといいます。

8、肋骨骨折

胸痛の場合には受診すべき診療科に迷うこともあると思います。思いあたる原因がなく胸が痛い場合には、まずは内科の受診がよいようです。ただ、ぶつけたり転んだりといったことがきっかけで胸痛が出はじめた場合には骨折などの整形外科が専門としている病気が原因になっていることも考えれるといいます。

骨折で胸の痛みを感じる場合には、肋骨の骨折があるとされます。肋骨骨折の原因としては、打ったり転んだり、長期間せきやくしゃみがつづいた、ひさしぶりにゴルフなどのスポーツをしたといったときにおこるといわれています。

熱やからだのだるさ、胸の締めつけ感などがなく、思いあたる原因がって、しかも動いたり、呼吸をしたり押さえたりして胸が痛いときは肋骨などの骨折が胸の痛みをおこしていることが疑われるといいます。

9、帯状疱疹

帯状疱疹(たいじょうほうしん)とは、からだの神経にそってブツブツができて、つよい痛みがでる病気とされます。疱疹とよばれるブツブツが、帯状にあらわれることから、このような名前が付けられているそうです。

原因はウイルスだといわれ、健康な人であれば問題になることはないようですが、過労や睡眠不足などでからだがよわっているときに、ウイルスの活動に負けて発病するといわれています。症状はからだ全体にみられるといいますが、特に胸や背中の上の方によくみられるのだそうです。

からだに発疹などのブツブツができて、激しい痛みをともなうことがおおいようで、場合によっては、発疹が出る前に、胸に痛みを感じ、心臓病と思われることもあるといいます。神経などに感染すれば、視力や聴力にも影響することもあるとされます。

10、肺炎

呼吸器の病気によって胸が痛くなる場合には、さきほどの気胸に加えて肺炎も代表的な病気といわれています。肺炎は、肺のなかに病原菌などが入りこむことで、そこに炎症をおこした状態といわれています。

健康であれば病原菌を外に追い返すことができても、病気などで免疫のはたらきがよわいときなどは病原菌が肺に入って肺炎をおこしてしまうといわれています。症状では、せき、発熱、痰、胸の痛み、体のだるさなどがあり、ひどい場合には呼吸困難などもあるといいます。

特に小さい子どもや年配の方では、ときに命に関わることもあるといわれています。咳や痰、発熱がつづくときもあるものの、乳児や高齢の方では呼吸器の症状や発熱などがなく、「元気がないだけ」といったこともあるので、注意が必要だといわれています。

11、逆流性食道炎

胃は食べものを消化するために胃酸などが分泌されています。逆流性食道炎(ぎゃくりゅうせいしょくどうえん)では、この胃酸が食道に逆流するうことで、食道の粘膜などに炎症がおこるといわれています。くり返し胃酸が食道に逆流しつづけると、粘膜がただれて潰瘍(かいよう)などにも進行することもあるといいます。

原因としては、ストレスや食べ過ぎ、アルコール、姿勢の不良などがあるようです。このような原因によって、胃酸の分泌量が異常にふえてしまったり、胃の筋肉が不自然にゆるくなってしまったり、圧迫されたりすることでおこるそうです。逆流性食道炎になると、胸やけ、胸の痛みなどをはじめ、さまざまな不快な症状がみられるといわれています。

女性は特に要注意!胸が痛いときの原因とは?

生理前はチクチクした胸痛が発症することも

ときに生理は女性を悩ませることもあるといわれます。月経前症候群という言葉をご存知でしょうか。これは生理のまえ、3日から10日間ほどさまざまな精神的・身体的な症状があらわれるものとされます。一般にこれらの症状は、生理がはじまると症状は軽くなる傾向にあるそうです。

女性の9割の方は月経前症候群であるともいわれているといいます。この時期には実に多様な症状とがあらわれるのだそうです。そして、ときに胸の不快感を感じることもあるそうです。また、月経直前には乳房は普通のときのの30~40%も容積がふえるといわれています。こうした乳房の変化を、乳房の痛みや緊満感として自覚する人も多いといいます。

胸の違和感、不快感、痛みとして感じることがあるといわれています。これには、女性ホルモンの影響がつよく関係しているそうですが、生理前にしこりが張ってきたり、痛みがつよくなるのが特徴といわれています。

女性が胸を痛める原因とは?

性周期や妊娠・授乳にともなう症状は実にさまざまなといいます。先ほどもありましたが、生理と関連して胸が痛い感じをおぼえることがあるということでした。胸(乳房)に痛みがあるという女性は少なくないようです。米国の調査では、成人女性の実に50~70%、また英国では60%の以上の女性が胸の痛みを感じるといわれているそうです。

この胸の痛みですが、「生理の周期と関係してみられるもの」と「生理の周期に関係なくみられるもの」があるといわれています。生理にともなう胸の痛みや張りを感じる場合は、重大な病気というより女性ホルモンとの関わりがつよい場合が多いのだそうです。

また、生理の周期に関係なくみられる胸の痛みについては、30歳から50歳くらいの方に多いといわれています、通常は片方だけの痛みで、乳房の一部にチクチクするような、焼けるような痛みを感じるといわれています。これは、女性ホルモンのバランスが崩れたりすることで、乳房の痛みを感じるのだそうです。

女性は生理現象による胸の痛みもあり、乳房が痛いからといってすぐに病気だということではないそうです。ただ痛みが徐々に強くなっているときや、痛みが3週間以上続く場合には病院を受診する必要があるといいます。

とはいうものの、生理の周期によらずに胸の痛みが感じられるときには注意が必要だともいわれています。一般にがんのしこりは、痛みがないことが多いそうですが、がんのために皮ふがひきつれて痛みがでたりすることもあるといいます。いずれにしても、気になる場合は受診しておくことが安心だといえそうです。

女性に起こりがちな病気は?

このほか、胸の痛みと関連した女性に関係があるものとして「更年期障害」などもあるといわれます。更年期というのは性周期が終了する(いわゆる閉経)の前後10年の時期のことといわれています。年齢でいえば、個人差があるものの、おおよそ45歳から55歳くらいとされます。

この時期になると、心身にいろいろな不調があらわれやすくなるといわれ、症状がひどくなると日常の生活にも支障がでてしまい治療が必要になることもあるようです。からだの症状としては、めまいや頭痛、ほてり、息苦しさ、胸の痛み、疲れやすさといったものがみられるといわれます。

またイライラしたり、不眠、気分の落ち込み、集中力の低下といった心の症状があるようです。このような方には、更年期の症状と気づかずに、内科、脳神経外科などの診療科を回り、それでも異常がみつからずに途方にくれていることもあるそうです。

婦人科での治療をきっかけに症状が消えて、驚くことも少なくないといいます。「原因がよくわからないのに体調が思わしくない」といった状態がつづくときは、婦人科で相談してみることもひとつの方法といわれます。

部位別チェック!左胸が痛いときの原因とは?

なぜ左胸が痛くなるのか?

胸が痛いとき、「左胸が痛い」など左右を分けて表現されることがあるようです。一般に、心臓の病気があるときには、心臓が痛いといった症状よりも痛みが心臓にかぎらず周囲に広がって感じることがあるといいます。これは痛みが散らばって感じられることから「放散痛(ほうさんつう)」とよばれるようです。

この心臓の病気がきっかけで生じる痛みは、左の胸や左肩、左腕、、左あご、左奥歯、左手の痛みやしびれなど左側に集中しておきるといわれています。なかには単なる肩こりと自己判断していることもあるそうです。そのため、長く痛みがつづいていたりするときには、自分勝手な判断などせずに、早めに受診することがすすめられています。

左胸が痛いときに考えられる病気とは?

胸痛を感じる病気にはさまざまなものがあるといわれますが、そのかなでも左胸が痛い場合は、どうなるのでしょうか。どのような病気が潜んでいるのか、その代表的な病気をいくつかピックアップしてみたいと思います。

●急性心筋梗塞
突然、左胸にかけて、「締めつけられる感じ」、「押しつぶされる感じ」といった症状が30分以上続いたり、左肩や左腕、首にかけての痛みがでるといわれています。そのほか冷や汗や不快感、吐き気などもみられることがあるといいます。

●狭心症
突然、左胸にかけて「締めつけられる感じ」があらわれ、2~10分つづくといわれています。左肩、左腕、首にかけて痛みがみられるといいます。ニトログリセリンという専用の薬で症状が軽くなるとされています。

●急性心膜炎
左胸にかけて刺すような痛みがあらわれ、呼吸したり、せき、あるいはからだを動かすと痛みがつよくなる傾向にあるようです。また、あおむけになったり、左側を下に横向きにねると痛みがつよくなることがあるといわれています。このときも左肩、左腕、首にかけて痛みがみられるといいます。さらに発熱、呼吸困難をともなうこともあるようです。

もちろん、これだけが左胸の痛みおこすとはかぎりらず、代表的な病気として取り上げてみました。このように左胸の痛みには心臓にまつわる病気が関係しているようです。

右胸が痛いときは!?

右胸が痛いときに考えられる原因はいくつか考えられます。一番多いとされているのが【胆嚢炎】と【胆石症】があります。胆嚢とは胆汁を出す臓器のことです。この臓器では石ができやすいこととのことです。この石が胆嚢からつながっている胆管などにおいてつまってしまい炎症を起こすということになります。

胸の中央が痛いとき

胸の中央には食道などの【消化系臓器】が集まっています。従って胸の中央に痛みを感じるときは【逆流性食道炎】などの可能性が考えられます。

胸が痛いときの対処法

1、マッサージをする

胸が痛いとき、その原因によってはマッサージなどが効果的なこともあるとされます。たとえば、授乳中のお母さんである女性などに、医療機関が乳房のマッサージなどを行うこともあるようです。もちろん、からだの状態などがあると思いますので、むやみに行うのではなく、はじめはきちんと専門家の指導を受けたうえで行うことが必要だといえます。

2、安静にする

突然の胸痛を感じたりすると、思わず焦ってしまうこともあると思います。痛みを感じている本人だけでなく、辛そうにしている人をみると周りの人もびっくりして頭が真っ白になることもあるかもしれません。特に心臓の病気などの場合、発作にともなって痛みが出たりするときには、冷静になって安静を保つことが必要だといわれています。

先ほどご紹介した狭心症など、病気によってはしばらくすると痛みが落ちつくこともあるといわれています。まずは安静にしてもらい、ご家族などがまわりにいるならば、痛がっている人の痛みの性質や場所、どのくらい長く痛みがつづいているのかをみてあげることが大切だといわれています。

痛みの程度を聞いたり、顔色をみたりしたい上で「これはあぶないかも」と思ったときには、早急に受診するようにすべきとされます。こんなとき、「これは危険だ」という人間の感覚はかなり正しいのだそうです。

3、深呼吸をする

精神的な状態によって、胸の痛みが引きおこされることもあるといわれています。例えば、つよい不安などがともなう不安障害などの病気では、心理的なストレスなどによって、心臓がドキドキしたり、汗が出たり、胸が痛い、息苦しいといった呼吸器系の症状などまでみられるといいます。

このような症状は、「パニック発作」ともよばれているそうですが、こういった場合にゆっくりと息をすったり吐いたり深呼吸することで症状が治まることがあるといわれています。また、自分が落ちつく場所に行ったり、リラックスできる場所に移動したりするのも良いそうです。

ちなみに、こういった不安やストレスなどによって症状が出ているときには、「不安やストレスのない生活」を求めすぎると、かえって行き詰まることもあるそうです。精神を専門としている医師と相談することがすすめられます。

4、平らに寝る

突然胸の痛みを感じ、もしそのとき意識がなかったりしたときには楽な姿勢で、平らに寝かせるのがよいといわれています。通常、人間の脳は血液によって栄養されていて、酸素が血液によって運ばれないと意識が保てないといわれています。そして、血液の循環に問題があるとき、もっともダメージを受けやすいのが脳だといわれています。

脳に血液が行かない状態が約3分つづくと、もとに戻らないほどのダメージを受ける可能性があるといわれているのです。ですから、まずは脳を守るためにも心臓と脳の位置が水平の関係にあることがとても大事だといわれまいます。

ただ、場合によっては、平らに寝てしまうと症状がつよく、より苦しさをますこともあるといいます。そのときには、頭を高くしてあげて、もたれかけるようにするとよいそうです。

5、衣服をゆるめてあげる

胸の痛みをともなう発作がでていると息苦しさなど呼吸器系の症状をあらわすことがあるといいます。そのため、衣服をゆるめて楽な状態にしてあげることも必要だといわれています。

6、少しの水分を補給する

胸の痛みなどの発作がでたとき、できるようであればコップ1杯程度のお水を少しだけ口に含むと良いそうです。決して無理に飲むことはせず、軽く含む程度でよいといわれています。胸の痛みがあるとき、水分をとると緊張がやわらぎ楽になることがあるそうです。

ただし、食べものを食べさせるのは危険がともなうといわれていますので、あくまで水分という点にはご注意ください。

7、すぐに病院にいく

胸痛のなかには緊急性が高いものもあるとされています。痛みがつよい、あまりに痛くうなっている、あるいは20分異常痛みがつよくなっていたり、だんだん痛みがつよくなる場合は緊急性が高いようです。さらに息苦しさ、冷や汗、ぼーっとするといった症状が合併している場合には、心筋梗塞や大きな結果が破裂している場合もあるといわれています。

このようなときには,すみやかな受診がすすめられています。できれば、自分で運転するのではなく,救急車をよぶ方がよいそうです。救急車であれば応急処置もしてもらえるので、より安心です。

胸が痛いときは何科に行けばいい?

症状ごとに何科に行くか違う?

「胸が痛いときに、何科を受診すればよいか」迷う方も多いと思います。一般に胸痛がおこると知られている心臓の病気から、咳やくしゃみ、息苦しいなどの呼吸器症状まで、症状によって受診する診療科を選ばなくてはいけないのでしょうか。

実際には自分の判断で診療科を決めることは難しそうです。体調について心配なときにはまずは、基本の診療科である内科への受診がよいといわれています。こちらで対応が難しい病できあれば、適切な診療科をもつ病院、あるいはもっと詳しい検査ができる病院への紹介などもしてもらえることもあるとされています。

子どもは何科に行くの?

子どもの病気は、特にご両親の心をいためることだと思います。子どもの症状のなかで、胸の痛みにおいて緊急性が高いものは多くはないそうです。大人の場合に胸の痛みがあると心臓の病気などもあるので、まして子どもとなると心配になると思います。

子どもの胸の痛みにおいて、多いのは原因のはっきりしないものや心理的なストレスなどが理由でおこるものが多いのだそうです。心臓や肺に問題があるのは5%から10%くらいだといわれているといいます。少し様子をみながら、胸の痛みがつよい場合、長くつづく場合や、「熱がある」「吐く」「お腹が痛い」といった、胸以外の症状がみられる場合は、小児科を受診がよいといわれています。

女性は何科に行けばいいか?

女性の場合にも、診療科に迷ったらまずは基本の内科という考え方が通用するといえそうです。胸の痛みといっても、心臓の病気から消化器の病気、さらに呼吸器の病気などさまざまです。

ただ、女性特有ともいえる乳房のしこりや痛みは、婦人科系の診療科が得意としているのは周知のとおりだと思います。病院によっては、乳房の症状に関しては、乳腺科(にゅうせんか)という診療科を設けているところもあるそうです。

胸の痛みを予防する方法とは?

1、食生活を改善する

心臓の病気などは生活習慣病のひとつといわれています。日頃の生活の乱れは結局は病気となってあらわれることも多いといえるでしょう。とくに食生活では、早食いやまとめ食い、食べ過ぎ、アンバランスな食事は病気の原因になるといわれています。いまや働き盛りの男性の3人に1人が肥満であるといわれています。

男性だけでなく女性も加齢とともに肥満傾向にあるのだそうです。肥満は生活習慣病の原因ともなり、心臓の病気など深刻な病気をおこすことも心配されるものとされます。規則正しい食生活を心がけることは、大切な予防法だといえるのではないでしょうか。

2、定期的に運動をする

運動といっても、病気の予防から考えれば、アスリート並みにバリバリ運動する必要はないといわれています。自分の体力に合わせて無理のない運動をつづけることは、からだにとっても大変よいことだとされています。

ウォーキングやジョギング、サイクリングなど、呼吸をしながら行える運動は有酸素運動といわれ、心臓にやさしい運動だと考えれています。心臓などの病気の予防、または再発の予防のためにほどよく運動することは効果的だと医学的にも認められているとされます。

3、喫煙をやめる

タバコを吸うことは、呼吸器の病気、心臓の病気、血管の病気などの原因になるといわれています。タバコに含まれるニコチンには心拍数をふやしたり、血管を収縮させたり、あるいは血圧を上昇させるはたらきがあるといわれています。喫煙によって血管が硬くなり、結果的に胸の痛みを引きおこす病気にかぎらず、さまざまな病気の原因となるといわれているのです。

4、ストレスを溜めない

現代の社会では過剰なストレスがかかりやすいともいわれています。通常、からだは少しのストレスが加わっても、からだのはたらきを維持する機能が備わっているといわれています。しかし、からだのはたきでは対処できないような大きなストレスは大きな負担となり、病気の原因になるといわれています。

考えられる大きなストレスいえば、大切な人の死、あるいは自然災害、経済的なトラブル、交通事故といったものなどがあるといえます。ストレスは、血圧や心臓の拍動などに影響がでることが分かっているそうです。心臓などに病気を抱えているとき、つよいストレスがかかると、狭心症や心筋梗塞、あるいは突然死を招くこともあるといわれています。

そのため自分の生活を見直し、何がストレスになっているか考えることは大切なことだとされます。ですから、ストレスは独りで抱え込んだりせず、ときには相談できる環境をもつことも必要だといえます。

5、アルコールを控える

アルコールの健康への影響については、良い面とそうでない面と諸説あるようです。適量のアルコールが健康によいという研究報告は多くないそうです。また女性の場合には、アルコールの摂取が死亡の危険性につながるのではないかとの研究もあり、さまざまです。

ただやはりアルコールをたくさん飲みすぎると、心臓の病気や脳卒中といった病気に良くない影響をもたらすことは知られているといいます。男性であるならば、20~30g/日(日本酒約1合)、女性ならばもう少し少ない10~20g/日以下にすべきとの見方があるようです。

女性が少なめの方がよいのには、女性はエタノールの吸収がよいということ、さらに体重の軽い人はアルコールの影響を受けやいといったことなどがあるからだそうです。

6、健康診断などを積極的に受ける

健康診断は、自分のからだの状態を知るだけんでなく、検査の結果から今の生活のどこに問題があり、またこれからどのような病気に気をつけていかなければならいか、具体的なアドバイスがもらえるというメリットがあります。病気が潜んでいれば、もちろん早期の発見と治療が可能となるので、敵的な健康診断はとても大切な予防法だといえます。

まとめ

以上が胸の痛みに関するまとめでした。胸が痛いといっても、その原因はさまざまです。心臓病などを代表に、消化器や呼吸器といったほかの臓器でも胸の痛みがあらわれることもあるとされます。また女性であれば乳房という特徴的な臓器もあるので、さらに胸の痛みの原因が複雑になりそうです。

予防の観点からいえば、正しい生活を心がけたり、ストレスを減らして心身の健康を目指すことで、かなりの予防も期待できそうですが、それでも病気はいつ、どんなときにおそってくるか分からないものです。普段から定期的な健康診断などを受けておくことは、自分のからだの基礎を知るうえでも大変メリットがあることだといえそうです。

単なる胸の痛みでも、自分のからだのことを知ったうえでなら、適切な判断と対応ができるのではないでしょうか。

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