「針」治療って何?伝統的な東洋医学の効果を知って一つ上の生活を

健康
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辛い肩こりや腰痛で悩んでいるときに「針治療」を考えたことはありませんか?でも何だか針って痛そう…そんな方に向けて針治療の痛みや効果、副作用などについてご紹介していきます。

針治療って痛いの?

alternative medicine with acupuncture

最近あらゆるところに鍼灸院が増えてきたように思います。肩こりや腰痛が目的であったり、めまいや耳鳴り、はたまた美容目的で利用する方も多いようです。

でも身体に針を刺すと思うと怖いですよね。このページでは、針の痛みが怖くてためらっている方に向けて針の痛みや効果、副作用などについてご紹介していきます。

針治療の効果とは

まずは針治療の効果について見ていきましょう。

自律神経などが改善される

自律神経は、身体の循環器や消化器などを調整するために24時間働き続けます。昼などに活発になる、いわばアクセルのような「交感神経」と、夜や安静時に活発になるブレーキのような「副交感神経」の2つから成り立っています。

しかしストレスや不規則な生活が原因で自律神経が乱れてしまうことで「自律神経失調症」といって、身体のあらゆる場所に不調が出てきてしまうのです。

そんなとき針治療で自律神経のツボを刺激することによって、別名「幸せホルモン」とも呼ばれる「セロトニン」などのホルモンが分泌されます。それにより自律神経のバランスも整い、身体の不調も改善されていくと言われています。

肩こりなどの筋肉の緊張緩和

肩がこると筋肉が固くなって緊張してしまいます。そんなときも針を刺すことで筋肉の緊張緩和が期待できます。それにより血液やリンパの流れもよくなり、疲労物質が流され、痛みなども改善されるのです。

しかも針は、手では届かないような筋肉の奥深くまで刺激をすることが出来ます。つまり表面だけの治療だけでなく、根本からの治療が可能なのです。

免疫機能がアップする

実は針を刺すことで免疫機能のアップも期待できるのです。美容目的の針治療も、この免疫機能などを利用します。

針を刺すと、身体は針を「異物」と捉えます。そして身体は異物を捉えると、免疫細胞の白血球が増えます。白血球が多いと免疫機能も高いと言えるので、針を差すことで免疫機能がアップするということなのです。

美容以外にも、免疫機能がアップすると病気になりにくい身体になります。反対に免疫機能が下がると、風邪をひきやすくなる、アトピーやアレルギーの悪化、胃腸トラブル、肌荒れなどの原因にもなってしまいます。

基本的に針の持続効果は長くて3〜4日だと言われています。繰り返すごとに効果は高まるそうなので、1ヶ月に1回ほどの期間で通うのが良さそうですね。

冷え性が改善される

東洋医学の考え方では、冷えは内臓の機能低下から来ていると考えられています。内蔵の機能が低下して冷えることで血液の流れが悪くなります。その結果、指先や足先への血液も滞り、冷えてしまうのです。

針治療の多くは、悪くなっている部分だけでなく身体全体の不調を探り、根本から治していきます。針で内臓機能を整えて全身の血流が良くなることで冷え性が少しづつ緩和されていく、という人が多いそうです。ですので翌日から急に冷え性が治った、ということはあまり期待できません。

そしてもちろん、冷えに効くツボを直接刺激するという方法もあります。

針治療の痛みと副作用について

針治療には様々な効果があることが分かりました。では、痛みや副作用はどうなのでしょうか。

切皮痛と抜いた後のかゆみ


針が痛いと感じるときの多くは「切皮痛」(せっぴつう)に寄るものだと思います。これは針を刺すときに感じる痛みです。

しかし針治療で用いる針は大体が髪の毛ほどの細さだと言われているので、注射針のような痛みはありません。皮膚が敏感な人が切皮痛を感じるようです。

また副作用として、針を抜いたときに痒みを伴うこともあります。これは金属アレルギーの可能性も考えられます。

出血や疲労感など

いくら気をつけていても針で内出血することがあります。特に元々アザができやすい体質の場合、血流が悪い場合、血液をサラサラにする薬を飲んでいる場合、胃腸の機能が低下している場合に起こりやすくなります。これは毛細血管がもろくなっていることが原因です。

また、針治療の後に疲労感が出ることがあります。それは瞑眩反応や好転反応とも呼ばれ、針によって身体の状態を良くしようと副交感神経が働くことが原因とされています。

他にも肩こりなどの治療をすると血行が良くなり、一時的に痛みを感じることもあります。別の場所が痛くなることもあります。このような症状は副作用ではないので、ゆっくり安静にしておきましょう。

16回に1回の割合で痛点に刺す

痛点とは同じように鍼を刺しても、他よりも痛みを感じやすい部位のことを言います。一説によると、16回の割合でこの痛点に刺してしまうことがあるそうです。しかし痛点を刺しても、タイミングさえ見極めれば痛くないとも言われています。

効果のあるずーんとした痛み

針を刺したときに「ずーん」とした痛みを感じる場合があります。これを「ひびき」と言い、症状が悪い場所は特に響くようです。これは効いている証拠なので心配する必要はありません。

では響きがないから効果がないのかと言うと、そうではないのです。針の太さや部位、受ける側の感受性にも寄るものなので、響きがなくてもしっかりツボに刺すことで効果は得られるそうですよ。

通う頻度が増すごとに、人によっては響く感じが心地よい・温かいと感じることもあるんだとか。また、あえて響かせる治療を大切にしている鍼灸院もあります。

人によって針の使い分けが必要

針には様々な種類があり、長さや太さが違ってきます。そして先生の方針や患者さんの状態によって使い分けをされます。

先ほどもご紹介しましたが、針の細さは髪の毛の細さである0.2ミリくらいのものや、髪の毛よりもかなり細い0.02ミリくらいのものもあります。ですので子供や性別などによって使い分けることが大切なのです。

針が痛いからと言って、痛み止めを飲んで痛みを改善させるのはやめましょう。「痛み」というのは身体からのメッセージでもあるのです。しっかりと痛みや身体の変化を感じ取ってあげましょう。

また、治療を続けることで針の痛みが増したという人もいます。それはある意味、治療に慣れてきて余裕が出てきたためかもしれません。精神状態によっても痛みの感受性は変わってくることを覚えておきましょう。

針治療の特徴と保険について

最後に針治療の特徴や健康保険の適用について見ていきましょう。

主に管鍼法で刺入する


針は主に「管鍼法」で刺すことが多いようです。管鍼法とは、鍼管という筒状の器具を使う方法です。この管のようなものが鍼を包んでいるおかげで、刺すときの痛みが軽減されるのです。管鍼法を使うと「いつ刺されたのか分からなかった」と感じる人も多いのだとか。

刺し方には3種類ある

針の刺し方には3種類あります。目的の深さまで刺し、一定の刺激を与えたらすぐに針を抜く「単刺」、刺したまま5〜15分ほど置いておく「置鍼」、刺した針に微量の電気を流す「パルス鍼」です。これらは症状などによって使い分けられます。

症状によって保険適用される

針治療も、症状によっては保険が適用されます。例えば神経痛や、手首や膝などの関節が腫れて痛むリウマチ、首から肩への痛み、ひどい肩こり、頸腕症候群(首や肩など)、五十肩、腰痛症(ぎっくり腰)、ムチウチなどです。

保険が適用されるには医師の同意書が必要なので、病院の診察を受けて同意書へのサインをお願いしましょう。

意外と怖くない針治療!


いかがでしたでしょうか。針治療の痛みや効果、副作用などについてご紹介しました。実は筆者も最近針治療に通い出したのですが、思っていたよりも痛みは少なく、慣れてきて寝てしまうこともあります。個人的にはお灸よりも好きです。

体調や精神状態によっても痛みは変わってくるとは思いますが、針というのは比較的安全なものなので気になる方はぜひ一度試してみてはいかがでしょうか。針治療で不調が治ることを祈っています

 

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