唾液が多い!これって病気なの?唾液が「多い・少ない」でわかるあなたの体質と改善策や注意点など解説!

健康
スポンサーリンク

毎日を過ごしていく中で唾液に意識を持って過ごす人は少ないと思います。ですが「最近よく口が乾くな」や「つばが出る量が多くなったかも!?」そんな事をふと思う人はいるのでは?唾液がでる量が少ないことは、問題として取り上げられることもありますが、逆に唾液が多いことはどうなのでしょうか?なぜ唾液の分泌量が多くなるのか?それは病気ではないのか?ここでは唾液が多いことに注目してみましょう。

 

唾液の効果!唾液ってこんなに大切なんだ!

唾液は1日に1~1.5リットルも分泌されると言われています。唾液にはさまざまな働きがあり、お口や私たちの体全体を守っています。唾液が少ないことで起こる問題はさまざまありますが、一般的に唾液が多いことは少ないより良いイメージです。主な唾液の働きと効果について見てみましょう。

おいしく食べれる

唾液の働きとしてまず挙げられるのが、歯ぐきや舌などの粘膜を保護して傷つかないようにする【湿潤作用】です。食べたり喋ったりするのをスムーズにする働きとともに味を感じる上で重要な役割を果たします。

私たちが普段食べている物の味は、舌にある味蕾(みらい)に届くことで感じることができます。ですが、唾液の湿潤作用がなくなると舌が傷つき味蕾がなくなってしまったり、舌炎を起こし味蕾が機能しなくなくなったりします。

食事の味事態、味蕾に行き届かなくなる可能性があります。湿潤作用がなければ私たちは味を感じることができなくなってしまいます。

食べたものを唾液との混和で適当な食塊を作り飲み込みやすくするのも【咀嚼・嚥下作用】という唾液の役割です。

そして【消化作用】が働き食べたものの消化を助けます。唾液中の消化酵素であるアミラーゼは、デンプンを分解して食物の消化を促進し、体内に吸収しやすくしてくれます。

ご飯をよく噛むと甘くなるのはこのためで、よく噛んで唾液を出さないと消化が進まず、胃に負担がかかってしまします。唾液のおかげで私たちは食事を楽しむことができます。

お口の中が健康に

唾液はお口の中を洗い流す役目を果たします。これを【自浄作用】といいます。唾液の分泌量が少なくなってしまうと、お口の中が汚れやすくなり虫歯になりやすかったり、口臭が出たりしてしまいます。

虫歯菌が出す酸によって歯のカルシウムや、ミネラルが溶け出しますが、唾液にはカルシウムやミネラルを歯に補充し、修復する働きがあります。これを【再石灰化作用】といいます。

また、お口の中のpHを一定に保つ【緩衝作用】があります。飲食後のお口の中は酸性に傾きがちです。酸性の状態が長く続くほど虫歯になりやすくなりますが、これを唾液中のイオンの働きによって中性に戻すことで虫歯になるのを防ぎます。

唾液のおかげで虫歯になりにくお口の中をつくれるのです。

全身を守る

私たちの体は外に開いている部分(目、鼻、口など)には、外から侵入してくる細菌などを防ぐ役割をしている【生体防御機能】が働いています。唾液に含まれるリゾチームは、その役割をするもののひとつで抗菌作用をもった酵素です。

リゾチームは唾液だけでなく、涙や汗、リンパ腺、鼻粘膜、肝臓、腸管など、生物体内に広く分布していて、色々な細菌感染から生体を守り。生命維持に欠かせないものです。また唾液に含まれるムチンなどは、菌を凝縮させ、菌塊とし、お口の中から排出する働きをしています。

唾液のおかげで細菌から守られてるのです。

セルフチェック!私の唾液量って多いの?少ないの?

唾液量の多い、少ないなんて何でわかるの?っと思っている方。実は唾液量を測定する方法があるのです。唾液量を測定してみましょう。自分の分泌する唾液量がどれぐらいか知ることによって日常の気を付けるべき点がわかってきます。

測定方法は大きく分けて安静時唾液と刺激唾液を測定する方法があります。コップに唾液を吐きだす簡単な検査です。注意点は、唾液検査の時には話をしないこと、退屈だからといって本を読んだり何か違作業をやりながら行わないことです。

安静時唾液検査法

座ったまま咀嚼せず、安静な状態で、自然に出てくる唾液を15分間コップに採取します。コップに溜まった唾液を注射器などで測定します。標準的な基準値は3cc~12ccです。
6cc以下だとドライマウスや口腔乾燥症の症状を訴えることが多くなります。

刺激唾液検査法

無味無臭のガムを噛みながら10分間唾液を採取します。唾液方法は安静時唾液と同じで注射器などで測定します。標準的な基準値は15cc~30ccで12cc以下だとパサついた食べ物を避けるようになり、8cc以下だと水やお茶、ジュース等で流し込むようになります。

唾液が多い人必見!!唾液が多い4つの原因と改善策!

1.自律神経の乱れにより唾液が多くなる

唾液を分泌する唾液腺は自律神経に支配されています。自律神経とは交感神経と副交感神経と呼ばれる2種類の神経です。この両者は相反する作用をしますが、ときには協調もしてバランスのとれた働きによって、私たちの体が健康に活動できるようにしています。

昼間私たちが働いているときは、交感神経が盛んになっていますが、夜になって眠るときは副交感神経のほうが優位になります。

副交感神経はリラックス時に働く神経で、心拍数や脈拍数を減少させたり、血圧や代謝を下降させたり、消化のための唾液の分泌を促したりします。健康な状態だと交感神経と副交感神経がバランスを保っていますが、何かの原因でこのバランスが崩れてしまうと自律神経失調症と呼ばれる状態になります。

唾液にも自律神経は関係しています。交感神経が優位になると粘液性のネバネバとした唾液が少量分泌され、副交感神経が優位になると漿液性のサラサラとした唾液が多量に分泌されます。

副交感神経を刺激し、働きを促すものに【アセチルコリン】と呼ばれる神経伝導体物質があります。このアセチルコリンが薬剤など何らかの影響により増加することで、自律神経のバランスが崩れ、唾液の分泌が増えることがあります。

自律神経を整えることで唾液が多い問題を改善

自律神経の働きには一日のリズムがあるので、昼と夜をとりちがえたような仕事や生活、過労、睡眠不足など生活のリズムの狂いが続くことや、家庭生活や職場環境など、私たちを取り巻く生活環境の中で心理的なストレスがかかることでも自律神経失調症を引き起こします。

性格や個人差によっても自律神経失調症にかかりやすい人と、そうでない人があげられ、神経質な方や、心配性の方、まじめで几帳面な方の場合、ストレスを人一倍受けやすく、緊張や不安、心配を多く感じることにより、自律神経が乱れやすい状態になります。また、男性よりも女性の方が自律神経失調症は多くみられます。それは性周期ホルモンによるものでホルモン分泌の変化も原因に挙げられます。

自律神経失調症は自分自身の努力や心掛けで予防することが可能です。生活リズムを整えることや、心身共にリラックスさせることが大切です。自分自身の性格についてよく知り、心の変化を感じ取り上手くコントロールすることでバランスは保たれます。

2.消化器系の問題により唾液が多くなる

唾液が多いのは、胃腸が機能低下している場合にみられる現象です。人によっては痰がからんだり、吐き気、嘔吐、胃痛、軟便、下痢、めまいなどの症状を併発しやすい場合もあります。これは一種の水分代謝異常によって発する症状です。唾液は消化・吸収を助ける作用をもっているので、胃腸との関わりも深いのです。

消化器系の機能が低下している時は、吸収が滞っているため唾液が多くなることが考えられます。吸収が滞っている原因は胃腸が冷えた場合に起こることや、胃腸機能が弱かったり一時的に低下していることも考えられます。唾液が多いと思っている方は胃腸にも目を向けてみるのをおすすめします。

胃腸機能の改善で唾液が多い問題の改善

胃腸の働きを整えるだけでも、自律神経を整える助けとなります。「自律神経を整える=唾液量に関係する」となるのです。胃を改善していく方法は

1.空腹になるまで食事をとらない。
2.食べすぎ注意。
3.間食はなるべくとらないようにする。
4.ゆっくりよく噛んで食べる。
5.食べた直後に激しい運動をしない。
6.刺激物、コーヒーやアルコールの摂取量はほどほどに。
7.暖かい飲み物をとるようにする。
8.胃を冷やさないようにする。

などがあげられます。できることから取り入れ胃腸機能の回復を心掛けましょう。

3.嚥下不良により唾液が多くなる

唾液が多い原因には大きくわけて二つあります。ひとつは唾液そのものの量が多いことです。もうひとつは今まで自然に飲みこめていた唾液が飲み込めなくなることで、口の中に唾液が溜まってしまう場合です。これは唾液そのものの量が増えたわけではなく、今まで飲み込めていた量の唾液が飲み込めなくなってしまうため、唾液が多くなったと勘違いをしてしまうのです。唾液を飲み込むのが困難になることを嚥下障害といいます。

1.器質的原因による嚥下障害
扁桃腺が腫れたりして唾液を飲みこむのが困難になった経験はありませんか?のどや食道の異物が問題で唾液を飲み込むことが困難になることがあります。舌炎や口内炎、扁桃炎、咽頭炎、食道炎、口腔のがんなどがあげられます。

2.機能的原因
脳卒中、脳腫瘍、頭部のけが、パーキンソン病、筋萎縮症などがあげられます。

3.心因的原因
神経性食欲不振、神経症、心身症、ストレス性の胃潰瘍、胃炎など

嚥下障害にはこのような原因があげられます。

自分でできる予防法と病院での検査で処方箋を

扁桃腺が腫れたり、のどや食道に異変を感じたときは専門家に診てもらいましょう。適切な処置をしてもらうことで嚥下不良の完全に繋がります。嚥下機能の低下を予防するために日ごろから取り入れたいトレーニングをご紹介します。

1.呼吸のトレーニング
腹式呼吸によって深い呼吸を心がけます。呼吸機能を高めることで気管に食べ物が入った場合でも排出しやすくなります。

2.発音のトレーニング
パ行(パ、ピ、プ、ペ、ポ)、ラ行、タ行、マ行を繰り返し発音します。これらの音を発するときには食べ物を飲み込む時と同じ気管(口、舌、のどなど)を使うので、気管を鍛えることができます。

3.首や口、舌のトレーニング
首や口、舌の周辺の緊張をとり、リラックスさせることで飲み込む時の筋肉運動をスムーズにしてくれます。

首のトレーニングは、肩の力を抜いて、首をゆっくり前後・左右にゆっくりと動かし首筋をしっかりのばします。口のトレーニングは頬を膨らませたり、へこませたりを繰り返します。舌の場合は出したり、引っ込めたりします。

嚥下機能を高めることで、分泌された唾液をしっかりと飲み込むことができるのでぜひ毎日の少しの時間に取り入れてみてください。

4.つわりの症状「唾液過多症」により唾液が多くなる

妊娠初期におこるつわりの症状のひとつによだれつわりというものがあります。これは通常より、多くの唾液が出続ける症状です。唾液の量は個人差がありますが、妊娠による体の変化で消化機能が低下することで水分の代謝が悪化し起こることや、妊娠のストレスにより、副腎皮質ホルモンの異常により唾液の分泌以上を起こしてしまうことで起こる症状です。

ビタミンB6を摂取することで改善されると言われています。
注意しなければいけないのが、脱水症状です。唾液が多く出てしまうということは、それだけ体内から水分が排出されているということなので、しっかりと水分補給をしましょう。

ビタミン群の摂取で唾液が多い原因を改善

私たちが何らかのストレスを受けると脳から指令がいき副腎皮質ホルモンがそれに対抗してくれます。副腎皮質ホルモンの働きはストレスによるショックをやわらげ、ストレスに立ち向かう体の状態をつくりあげることにあります。

副腎皮質ホルモンをつくる上で不可欠なビタミンがビタミンCです。ビタミンCが不足することで副腎皮質ホルモンの分泌に異常をきたすため、ビタミンCはたくさん摂取すようにしましょう。ビタミンCを多く含む食べ物は芽キャベツ、ブロッコリー、パセリ、緑茶、みかんなどです。

つわりの症状はビタミンB6の摂取でやわらぐといわれています。またビタミンB6は脳神経の発達にも重要なのでお腹の赤ちゃんにも大切な栄養素になります。食べ物では、かつお、まぐろ、さんまに豊富に含まれています。

唾液が少ない人必見!!唾液が少ない3つの原因と改善策!

1.唾液腺の損傷により唾液が少なくなる

唾液腺には耳下腺、顎下腺、舌下腺の3つがあり、そこから唾液が出てきます。耳下腺は頬部にあり顎下腺と耳下腺は顎の下あたりにあります。この唾液を出す部分が損傷し、腫れてしまったりすると唾液の分泌が少なくなることがあります。

具体的な疾患はシェーグレン症候群、口の中の唾液腺に近い部分の悪性腫瘍への放射線治療、唾液腺の疾患
(唾液腺腫瘍、唾石症など)があげられます。

専門家による適切な対応で唾液腺の回復を

唾液腺の問題には唾液量の測定、唾液線の画像検査、血液検査などさまざまな検査が必要です。専門家による診断のもと適切な処置で対応しましょう。

2.自律神経の乱れにより唾液が少なくなる

ストレスがかかると自律神経の一つである交感神経が強く働きます。交感神経への刺激が唾液腺に伝わり、水分の少ないネバネバした唾液が分泌されます。人前で話すとき緊張すると口が乾燥しネバつく経験はないですか?

しっかりと噛むことがストレス発散につながる

ストレス発散には「しっかりと噛む」ということが大切です。
皆さんの中には、悲しくて涙を流した後に、爽快なさっぱりした気分を感じたことはないですか?これはコルチゾールというストレスホルモンが涙の中に放出され、悲しみのストレスを弱めるのが一つの理由です。

実はお口の唾液にも同様の物質が含まれ、ストレス発散に効果を発揮します。唾液分泌を促進させるものとして会話や食事があげられます。しっかりと噛み、食べるということは脳の満腹中枢をしげきし心地よいものになりますし脳の血流を増加させてくれることにも繋がります。

3.薬の副作用で唾液が少なくなる

唾液の分泌を抑える薬の代表は抗コリン薬と言われるものです。これは副交感神経の働きを抑えてしまう薬で、サラサラな唾液の分泌が抑えられてしまい、唾液が少なくなります。

抗コリン作用のある薬は
・腹痛薬
・風邪薬
・アレルギー症状を抑える抗ヒスタミン薬
・過活動膀胱の薬
・胃酸の分泌を抑える薬
・不整脈の薬
・パーキンソン病の薬
・気管支を拡げる薬
・抗うつ薬や抗不安薬などの向精神薬

など様々です。他にも交感神経を刺激させる薬、利尿剤や血圧の薬、鎮痛剤、ステロイド剤などでも口が乾いたり、喉が渇いたりしてしますます。

唾液が少ない事を医師や薬剤師に相談へ

薬の副作用が気になる場合には医師や薬剤師に相談して、自分の飲んでいる薬の中に唾液の分泌量を減らしてしまうものがないか聞いてみてください。自分の判断で薬を飲むのを中断したりしないでください。

それぞれの薬は意図があり医師が処方しているもので、たとえ症状が安定しているからといって勝手に止めてよい薬はありません。また薬の副作用は人によっても出方は違うので自己判断せず、専門家に相談することが大切です。

セルフマッサージで唾液量を促進!

唾液線は、筋肉のように使わないと衰えて、唾液の分泌機能が低下してしまします。その予防には唾液線の刺激が有効です。よく噛んで食べるなどお口の中を刺激すると唾液腺も刺激されます。また噛む刺激は自律神経にも伝わり、それが唾液分泌の指令を出すことにもつながります。

唾液腺を直接刺激するには唾液腺マッサージが有効で、食事の前に行うと効果があるといわれます。
・耳下腺のマッサージ
親指を耳の後ろに、人差し指から小指までの4本の指を頬に当てて、円を描くようにやさしく動かします。

・舌下腺、顎下腺のマッサージ
両手の親指をそろえてあごの下のくぼみに当てて、舌をやさしく押し上げます。同様にあごの内側もやさしく押し上げます。

まとめ

皆さんの唾液分泌量はどうでしたか?当たり前に分泌されている唾液ですが、私たちにとってたくさんの良い役割を果たしてくれています。一般的に唾液が多いことは大きな問題や病気につながることは少なく、唾液が少ないことの方が問題視されています。

心や体の不調により唾液が多くなることも少なくなることもあります。体のサインにいち早く気付くことで、心や体の安定にも繋がりますね。

コメント